10月13日(金)から12月10日(日)まで、愛知県美術館において、本格的な展覧会としては、日本ではおよそ50年ぶりとなる「ペルシャ文明展」が開催される。
イラン国立博物館を中心とする第一級のコレクションにより、7,000年前にさかのぼるペルシャ文明の全貌を紹介していく。最大の見どころは、「ペルシャ帝国」として知られ、最盛期にはエジプトからインド、中央アジアまで支配したアケメネス朝ペルシャ(前550‐前330年)の栄華を示す出品物。黄金のリュトン(角杯)をはじめ、高貴な人々が使った金製品と、当時の都で世界遺産に指定されている「ペルセポリス」から出土した彫像や浮彫りまで、大帝国が集めた富の一端に触れることができる。
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《有翼ライオンの黄金のリュトン》
アケメネス朝、イラン国立博物館 蔵 |