- 『Sphinx Rose』
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TOP > 100Q インタビュー > 浅井健一
Q81 今の日本(人)にひと言。
たぶん、いけないのは官僚だから、みんなでそこらへんよく感じて、何が本当によくなくて何がいいのかを、みんなでわかるようにしていくべきだと思う。
Q82 もし総理大臣になったら、これを改革したい! ということは?
まず日本を自給率100パーセントにして、で、世界中の国々に、こういうふうにすればいいんだよ、っていうお手本になるようにする。日本の中でそういう構造に変革して、それを実行して、世界に示す。
Q83 一度だけ魔法が使えるとしたら、何に使いますか?
使いたくない。
Q84 宝物はなんですか?
家族とか含め、友達とか、知ってる人たちみんな。
Q85 浅井さんの秘密、ひとつだけ教えてください。
ない。
Q86 とっておきの自慢話を教えてください。
みんなで釣りに行って、俺が一番釣れないと思われていたんだけど、誰も釣れない中、俺だけが釣れたこと。イワナっていう、(釣りが)上手い人しか釣れない魚らしいんだけど、俺だけ釣れたんだよね。10年以上前かな。『ワイルドウィンター』(BLANKEY JET CITYインタビュー集)に書いてある。
Q87 好きな異性のタイプは?
賢くてやさしい人。
Q88 告白する方? される方?
うーん、両方。
Q89 まるごと一冊、浅井健一編集長として好きな本を作れるとしたら、どんな本になりそう?
好きな本? そうだな・・・色んなリゾート地のホテルの部屋とかプールとか、街並みとかの紹介の本(笑)。世界中の「ここ最高だよ!」っていう感じの。昔、家にすーごいいい本があったんだけど。世界中の街を紹介してる本で、リオデジャネイロもあるし、デニスもあるし、写真集っぽくて、すごい本だった・・・あれ、捨てちゃったかな? もったいなかったな。見てるだけで世界旅行ができるような本でさ。そういう本なら作りたい。
Q90 恋と愛の違いはなんですか?
恋は始まりで、愛はその後に芽生えてくるもの、じゃない?
Q91 子供と大人、その違いは?
子供は何でもかんでも好き放題やるけど、大人はわきまえて…っていうか、きっちりやらなあかんね。きっちりしてるか、きっちりしてないか。
Q92 もし人生やり直せるなら、何歳から?
やり直さなくていい。
Q93 昨今のデジタル革命の進歩を、どう思いますか?
勘弁してくれよって感じだよ(笑)。今まで、ないならないで、全然やれてたじゃん? どんどん発明されるから、みんなそれについてかなきゃならなくなるもんな。
Q94 最近、一番笑ったこと、泣いたことは?
笑っちゃうのは、深沼くんが、「なるほど」っていう口癖をポロっと言っちゃうとき(笑)。「それ口癖だよ」って教えたら、言わんくなったんだわ。でも、たまに言う。そのときに笑いたくなるんだけど、笑ったら悪いかな、と思って、口だけ笑いそうになるんだけどさ、こらえてるよ(笑)。
泣いたのは、飲みすぎて吐いたときくらいかな。・・・100問、けっこう長いね。
Q95 ラストスパートです! これはやってみたいと思う、未体験のことは?
いろいろあるけど、サーフィンで“チューブをくぐる”っていうことがあるんだけど、それ難しくて。やってみたいんだけど、かなり難しそう。生きてる間にやれるかどうかって感じだよ。みんな十代くらいから始めるじゃん? 俺44から始めてさ。だから死ぬまでの間に到達できるかどうかっていう、それぐらいすごい領域の問題で。あと、きれいな海の下の方に潜ってみたいけど、俺、密閉された空間がイヤなんだわ。だからそれはたぶんできないだろうな。でもシュノーケリングで8メートルくらいまでは潜れるから、もう一回潜りたいな。あとは宇宙から地球見るのもすごいかも。何か感動しそうだよね。
Q96 真っ白なキャンバス。今、描きたいのはどんな色のどんな絵?
絵はいつも描こうと思ってて。今日もキャンバスに向かって、なに描こうかなと思ってて、まだ輪郭しか描いてないんだけど、それは女の人がヒッチハイクしとって、車が通りかかってる、っていうそういう絵。色はたぶん、茶色っぽい色にすると思う。
Q97 では、「自由」とは?
自由とは…何やってもいいこと……そう言われると、なんだろうね。みんなが幸せになる方向で、好き勝手やること。
Q98 「時間」とは?
人間が生まれてから死ぬまでの間に流れているものだよ。
Q99 「友達」とは?
一緒に雪だるま作ったり、雪合戦したりする相手のこと。
Q100 「人生」とは?
自分がどっから来たのかわからないじゃん、みんな。でも、気づいたころには一生懸命やろうと思って一生懸命やってるでしょう? で、一生懸命やってるうちに、あっという間におばあさんおじいさんになって、もうすぐ死ぬのかな、とか思うじゃん。そんなこんなでそういう物語。
浅井健一は、最後の質問を「そんなこんなでそういう物語」という言葉で締め括った。
無二の世界を描くナンバーにも、日本人離れした色使いで描く絵画にも、彼が放つ作品には、すべてに物語性が漂っている。稀代のストーリーテラーでもある彼が言い表した「人生=物語」。なんて素敵な表現なんだろう。
あっという間に難なく100問を終えたベンジーだが、さすがに100問は長かったのか、「なんか、普通のインタビューが恋しくなるね」と最後に見せた笑顔が印象的だった。
【特集】浅井健一の頭の中をのぞく! 100問突撃インタビューへ
★過去の特集
【特集】アーティストが選ぶ「観たいアーティスト」 (2009年7月16日掲載)★コメント掲載
★ライブレポート
FUJI ROCK FESTIVAL'09 3日目レポート (2009年7月26日)
