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池乃めだか INTERVIEW / 京橋花月、2周年で懐かしのプログラム『ポケットミュージカルス』が復活!

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『京橋花月11月公演』

★懐かしくて新しい!
2年目の京橋花月

◎特選花月T部
◎京橋吉本新喜劇
◎京橋ヴァラエティ

チケット情報

◎京橋ナイトステージ

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取材・文=小我野明子 撮影=佐伯慎亮

JR・京阪・地下鉄に直結、一日に約六十万人が利用する繁華街、京橋。吉本新喜劇のベテラン、池乃めだかはこの街に馴染みがある芸人のひとりだ。

「繁華街といっても、銀座とか北新地みたいな構えたところがなくて、いい意味で猥雑な……庶民的で肩の凝らない町です。僕は小学から中学時代の足かけ八年ほどを京阪沿線の土居で暮らしていたんですが、同じ沿線の千林や森小路までは歩いて行けるけど、京橋へ行くには電車に乗らなあかん距離感で。子どもの僕からしたら、京橋へ行くというのはかなり遠出で、どこか大人の世界に入っていくような感覚でしたね。当時の京橋でいちばん覚えているのは『千両』っていうお好み焼きの店。お好み焼き=粉がつおが常識やった関西で、花がつおを使ったのはたぶんこの店が最初。土居あたりのお好み焼きより高かったけど、おいしかったなぁ」。

そんな大阪らしい情緒が今でも色濃く残っている京橋で産声をあげ、この十一月で二周年を迎えることになった京橋花月に「ポケットミュージカルス」という新企画が加わった。昭和の上方演芸を記憶する人なら感涙間違いなしのこのタイトル。なんば花月、京都花月といった懐かしの劇場で人気を集めた歌とコントのショーで、芸歴四十五周年を迎えた池乃めだかも、若手の頃にはここで腕を磨いたという。

「週替わりのテーマがあって、そのテーマに合ったコントや専属歌手の歌を披露する。新喜劇ではなかなか役がもらえない僕ら下っぱの若手も、ここで出番がもらえたし、ここで認められたら新喜劇の出番も増える。“ポケット”で主役級になった芸人は、歌のコーナーでもメインで歌わせてもらえることになっていて、僕もここで歌えるような位置に行きたいというのが目標やったね。念願が叶って、初めて歌わせてもらうことになったのが『ダニー・ボーイ』。これが、ぜんぜん思い通りに歌えなくて……未だに忘れられない苦い思い出やなぁ……。そのあと、(間)寛平ちゃんとふたりで『大都会』を歌ったこともあったけど、笑いに走り過ぎてめちゃくちゃやったし(笑)」。

そんな懐かしのプログラムを、バラエティ豊かな顔ぶれと脚本で、画期的にリニューアル。他にもベテランから超若手までの漫才やコント、京橋限定の新喜劇、イベント企画などがさらに充実。大劇場の迫力とはまた違う、芸人との親しみやすい距離感が魅力だ。二周年を迎えてますます盛り上がる、京橋花月に注目だ!

「マンスリーよしもとPLUS」12月号より

 

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