昨年好評を博したハイキングウォーキングの単独ライブ『根斗百烈拳』が今年も開催決定。大量の新作コントを次々に披露するというコンセプトは前回と同様だが、今回はツアーと銘打ち、全国をまわることに。さらに本人たちによれば、今までと大きく異なる点がひとつあるのだという。

Ｑ太郎「僕らの場合、松田さんがやりたいことをどんどん挙げていってネタを作っていくんですけど、今回は、いざ台本が上がってみたら、テレビでやってるような定番のネタが一本もなかったんです。だから今、急きょ作ってるんですけど（笑）」

松田「実は今回、ほとんどのネタは僕がボケ役に回ってるんですよ。というのも、Ｑ太郎のグダグダした自然体の面白さを出すためには、逆にツッコミをやらせたほうがいいんじゃないかと思って。『ここでボケのセリフを言わなきゃ』みたいな縛りもなく、自由に動いてもらったほうがね」

Ｑ太郎「おかげでセリフが覚えやすくなりました（笑）。正直、��かしこかしこまりましたかしこ?みたいな、僕がボケ倒すネタがいちばん覚えにくいんですよね」

松田「楽屋ではこの人、まぁボケませんから。むしろ僕のほうからイタズラを仕掛けたりしてるぐらいですからね（笑）。そういう意味では、今回のライブは、新たな一面とかいうよりは、本来のふたりの関係性がより前面に出る舞台になるんじゃないかと思います。あと、今回の売りとしては、やっぱりコントの本数かな」

Ｑ太郎「ですから見どころは……コントの数が多い！」

松田「……それ、たった今、僕が言いましたよ」

「マンスリーよしもとPLUS」5月号より