@ぴあTOP > よしもとの劇場へ 大笑いに行こう!特集 > INTERVIEW「オリエンタルラジオ」

取材・文=青柳麻理子 写真=柳沼涼子
2009年夏の新宿を大いに盛り上げた『やりすぎフェスタ2009』が2010年、大阪・京橋花月で開催決定! 座長を務める5組を代表して、オリエンタルラジオが大阪公演への意気込み、そしてDVD化される夏の公演の思い出を 語ってくれました。
――まず今回の大阪公演にかける意気込みをお聞かせください。
中田「前回の東京公演では、メンバーの、特にBコースさんのギャグを活かしてお芝居を作っていったんです。今回は顔ぶれが変わるので、それによって芝居自体もガラッと変わるんじゃないかなと思ってるんですけど。」
藤森「実は今回Bコースさんはいないんですよね、前回あんなに活躍してたのに(笑)。それがちょっと寂しいですけど、土肥ポン太さんとかソラシドさんとか、大阪の先輩の方々と共演できるのがすごく楽しみですね。」
中田「僕、前に一度(ソラシドの)本坊さんと飲み会でご一緒させてもらったことがあるんですけど、すごく優しい方で。ポン太さんも優しいイメージがあるし、大先輩ですからね。いろいろと吸収させていただこうと思ってます。」
――ステージ以外で楽しみにしていることはありますか?
藤森「僕はもう、打ち上げの店は押さえてあるんですよ。一応、座長ですから。京橋に一件、行きつけの串カツ屋さんがあって……。」
中田「行きつけてねぇだろ(笑)。」
藤森「まぁ行きつけじゃないんですけど、この前、そこのおばちゃんと顔見知りになったんで。」
中田「いや、ポン太さんにお店紹介してもらおうよ。なんでお前が案内しようとするわけ?(笑)」
――大阪公演に先立って、前回の東京公演の模様を収めたDVDが発売されますが、こちらの公演はいかがでしたか?
藤森「いやー、めちゃめちゃ楽しかったですよ。ピクニックさんなんかは本当に初対面だったんで、最初の頃は「藤森くん」「ピクニックさん」って呼び合ってたんですけど、最後は「慎吾」「ピク兄(にい)」の仲になりましたから。」
中田「演出の方からも「このチームは家族やな」って言われるぐらい、仲が良かったですね。」
――舞台でのお芝居は初めてだったそうですが、そのあたりは?
中田「正直、芝居をやることに最初は抵抗があったんです。僕ら、コントもあまりやったことないし、どっちかというと漫才とかトークが好きなんで。でも、やってみたらやっぱりいろいろ勉強になりましたね。特に“集団でやるコメディ”っていうのは大きかった。個人プレーで笑いを獲るんじゃなく、集団で笑いを獲りに行くというのは新鮮な感覚でしたね。たぶん、TVバラエティでの集団プレーにも通じるものがあると思うんです。僕らは、そこに関してもまだまだ勉強中なので、今回舞台を経験したことは、今後すごく役に立つんじゃないかなと。」
――では、大阪公演を楽しみにしている読者にメッセージを。
藤森「間違いなく面白い舞台なので、ぜひぜひ見に来てください!」
中田「あと、できたらキャーキャー言っていただきたい!」
藤森「ハハハ! 確かに最近はあんまり言われないけども(笑)。」
中田「いや、分別のある落ち着いた感じのお客さんが来てくださることはすごく嬉しいんです。昔は「キャーキャー言わないで、ちゃんとネタを見てほしい」なんて言ってましたし。でもね、最近ちょっと黄色い歓声が恋しくて(笑)。」
「マンスリーよしもとPLUS」1月号より


『やりすぎフェスタ2009 劇場版やりすぎ芸人都市伝説』
09年夏に行われた同名イベントがDVD化。各座長公演の舞台裏なども収録予定のお買い得盤。よしもとアール・アンド・シーより、全国のローソンで発売中。Vol.1、Vol.2それぞれ定価3000円。
