ライブを観る基準って、「次いつ観れる」かだと思うんですよ。特にフェスのように色んな選択肢があって迷う時は、次になかなか観れなそうな人を選ぶのがいいんじゃないかと。洋楽はそもそも来日の可能性も少ないんで、TVで後々ライブ映像が流れなさそうなアクトを狙う…たとえばブラック・アイド・ピーズやアヴリル・ラヴィーン等は絶対テレビでやるけど、ザ・グー・グー・ドールズはやんないかもしれない、とかね(笑)。そのボーダーラインをテメェなりに決めた上で観るフェスを選んだらお得じゃないでしょうか。
以上を踏まえ、俺が今回一番観たいのはやっぱりザ・キュアーです。地上波で観れる可能性は大なんですけど、今後日本で二度と観れない気がするんですよ(笑)。そもそもロバート・スミスってアジア嫌いというか、自分の言葉が通じない国での活動がやりにくいって人だし(笑)。
あとオススメとしては、フジでYOUR SONG IS GOODを観て、ライジングでオルケスタ・デ・ラ・ルスを観るコースですね。俺もそうでしたけど、ユアソンの出現でラテンの聴き方が変わったような気がするんです。異ジャンルでも取っつき易く、若いキッズも聴けるバンドに、実は色んなヒントがゴロゴロ転がってるんじゃないかと。俺たちもそうでありたいと思いますし、それぞれのフェスでそんな化学反応があるような気がします。フジでSCAFULLKINGとKEMURIを観て、改めてスカって何だって考えたり、あるいはSAKEROCKをきっかけに木村充揮&近藤房之介というブルースの先達を聴いたりね。
最後に個人的オススメはフジに出るモーション・シティ・サウンドトラック。これはアメリカのBEAT CRUSADERSなんですよ…完全にモテなそうな、キーボード入りギター・パンク。ボーカルは眼鏡だし、キーボードは踊るし、完全にうちとダダかぶりしてるバンドです(笑)。