年末特別特集
「Dr.ンジャメナの(日本一わかりやすい)wwm地理学講座」

 いや〜、世界中に散らばるモバイリーな「通信芸人」から、今日も続々とゴキゲンな新作が届いてますねえ! でも、そんな彼らの行ってる国って、いったいどんなとこなんでしょ? それを、wwm的にお勉強してみましょう、っつーのがこのコーナー。そうすりゃ、「通信芸人」コーナーは、一粒で二度おいしいよ〜ん!

※マップ上の各モバイラーの名前をクリックすると、各地の地理学講座へと移ります。

 
■ハンガリー共和国
基本データ
面積:9.3万キロ平方メートル 人口:1,022.5万人 首都:ブダペスト
言語:ハンガリー(マジャール)語 民族:マジャール人98% 宗教:カトリック65%
気候:温帯気候(Cfa,Cfb)だが冬は寒さが厳しく乾燥。
平均気温:ブダペスト −0.4℃(1月) 21.7℃(7月) 年降水量:570.4ミリ
主産物:小麦・とうもろこし・牛・豚
解説講義
 さーて、まずは、藤堂さんと道木さんが合流した、ハンガリーについて。ハンガリーは、「東ヨーロッパ」のど真ん中にあって、ドナウ川が流れる、「ハンガリー盆地」を中心とした豊かな国っす。
 そんな「東ヨーロッパ」にあるハンガリーだけど、実は、「ハンガリー人」っつーのは、なんと「アジア人種」なんだな〜。ちょっとびっくりだね。意外でしょ? バリバリの「ヨーロッパ」のなかに、ポッツリと「アジア人種」。だから「人種島」なんて呼ばれてます。彼らは、大昔にアジアから来た騎馬民族の末裔なのです。でも、今は、混血がすすんで、どー見たって、「ヨーロッパ人」って感じだけど。が、しかーし! そんなハンガリー人にも「アジア人種」の証拠が……。
 それは、「ガキのケツが青い」っつーこと。
 ええ? なんで? どーいうことお? と思った皆さん! 「ガキのケツが青い」のは「アジア人種」特有の現象なんですぜ。だから、それを「蒙古斑」(蒙古=モンゴル)っつーわけですよ。ハンガリー人は、ガキの頃に「蒙古斑」がある人の割合が
結構高いとか。むふふ、「証拠」ばっちりですな。ふっ、まだまだハンガリー人もケツが青いぜ!(笑)
 
■ケニア共和国
基本データ
面積:58.0万キロ平方メートル 人口:3,052.2万人 首都:ナイロビ
言語:英語・スワヒリ語(公用語) 民族:バンツーニグロ系 
宗教:大部分は伝統宗教。キリスト教25%、イスラム教6%。
気候:海岸地方はサバナ気候(Aw)だが、内陸はステップ気候、砂漠気候。
平均気温:ナイロビ 19.3℃(1月) 16.9℃(7月) 年降水量:737.6ミリ
主産物:茶・コーヒー・サイザル麻
解説講義
 お次は、「ゆめのうつつ」さんのいるケニアっす。
 ケニアは東アフリカの赤道直下の国。ライオンがいてゾウがいる、そんな日本人のアフリカイメージに一番あってる国です。国内にはたくさんの動物保護区があって、サファリに訪れる観光客もたくさんいる。古くは「少年ケニア」とかで日本人にもお馴染みでしょう。
 「赤道直下」っつーことで、暑そうなイメージがあるけど、アフリカは高原状の大陸なので、首都ナイロビなど標高約1,700m。1年中「軽井沢状態」で、意外に過ごしやすい気候なんだな。これが。住民は「バンツーニグロ」っつー系統の黒人。マサイ族などが有名だけど、他にも最大のキクユ族等たくさんの部族がいます。スワヒリ語が共通語ですが、昔イギリスの支配下だったので、英語も公用語でかなり通じるのだ。
 イギリスといえば、アフタヌーンティーざますわ、奥様! おほほほほ! だいたい、旧イギリス領では、お茶を作らせる傾向があって、インド、スリランカなどお茶で有名なところは、みんな旧イギリス植民地だね。ケニアも「お茶の輸出高」が「世界第1位」! コーヒーも作ってます。
 
■マリ共和国
基本データ
面積:124.0万キロ平方メートル 人口:1,079.5万人 首都:バマコ
言語:フランス語(公用語) 民族:スーダンニグロ系、セム=ハム系
気候:南部はサバナ気候だが北部に向かうにつれてステップ、砂漠気候へ。
平均気温:バマコ 24.9℃(1月) 26.4℃(7月) 年降水量:959.9ミリ
主産物:綿花・落花生・さとうきび
解説講義
 最後は、藤堂さんに吉田さんが合流したマリ。
「マリだったら、家の娘の名前だよ。うっしゃっしゃっ!(笑)」とかいう「オヤジギャグ」をカマしたい衝動に駆られますが、そこは理性でこらえましょう。でも、「マリっていったいどこ?」という人がほとんど。同窓会で最後まで名前が思い出せなくて、挙句の果てに「そんな奴いたっけ?」とか言われてしまう「ヤマナカ君」みたいな国っす(笑)。強いて言えば、「マイナー」なことで「有名」??
 マリっつーのは西アフリカのニジェール川流域にある国です。北部は、サハラ砂漠でアラブの匂いがする「セム=ハム系民族」が住んでいて、牧畜をしてるけど、南部は、藤堂さんの泊まった宿のナイスバディな「バマ子」のように、「スーダンニグロ」っつー系統に属する黒人が住んでます。ちなみに、マリはフランスの植民地だったので、公用語はフランス語。「バマ子」も、朝のお目覚めは、カフェオレにフランスパンざ〜んす。そんな「バマ子」への愛の告白は、フランス語でどうぞ。ジュ・テ〜ム!
 でもね、このマリ。アフリカの中でも「最貧国」のひとつなんだよねえ。「サヘル地方」っつって世界でも有名な「砂漠化」地域にあるので、干ばつやイナゴによる被害で、飢餓が広がり貧しい国です。このページが「日マ友好」(そんな言葉あんのか?)の架け橋になると、いいっすねえ。

 

 てなわけで、本日の講義はここまで。
 そんじゃ、またね〜。

Dr.ンジャメナ
藤堂さんと同じ、1969年生まれ。地理的ミーハー。謎の予備校講師。「通信芸人」でのヴァーチャル旅行を応援するサポーターとして、カジュアルな味付けで地理事項について説明する、「ジオグラフィック野郎」。
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