■うおおっ!地球が裂けてくぜ!Dr.ンジャメナ「地理学講座」

「アフリカ大地溝帯」の巻


いや〜、山口さん、相変わらず、ぶっとんだ旅行を続けている模様っすねえ。
ケニアでは「浴衣の袖ごと」強盗に盗まれ、ジンバブエではまたまた パソコンをぶっこわし、そんでもって、国際宅急便で送ったパソコンが 行方不明に(涙)!

あー、もー、どーして、君はいつもいつも、そんなに波瀾万丈なの(号泣)? 俺っち、心配で心配で、夜も眠れないっすー!(←うそ)。

そんなこんなで山口純子。ケニアからタンザニア、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエと、東アフリカをどんどん南下中だけど、これは「元祖モバイラー」の、のりさんとほぼ同じルート。「モバイラー1号」の藤堂さんとは、ちょうど逆ルートになるね。今日はこのルートについて解説を少々。

実はここら辺は、ちょうど「アフリカ大地溝帯」とよばれる「地球の裂け目」にあたるのですよ。ちょっと、地図を見てみよう。

地図中のタンガニーカ湖(タンザニアと旧ザイールとの国境にあるやつ)、 マラウイ湖(タンザニアとモザンビーク、マラウイとの国境にあるやつ)に注目! これらの湖ってさ、アフリカに切込みを入れた「切り取り線」みたいだよな。 あたかも、「ここを切り取ってください」って感じでしょ? これが「アフリカ大地溝帯」とよばれる壮大な地球の溝なのですよ。 言ってみりゃ、マラウイ湖などは、そこに溜まった「水たまり」なわけ。

そして、この溝は、なんと今でも「年間2ミリ」の速さで、裂け目がどんどん広がっているのだ!

「たった年間で2ミリ?ちょろいぜ」と、お思いのあなた! バカにしちゃいけませんぜ。「塵も積もれば山となる」ってわけで、あと1億年もすりゃ、どんどん裂け目が広がって、やがて海水が入りこんで、地溝帯は「紅海と同じくらいの幅の海になっちゃう」って、 言われてるんだから、そりゃーもー、びっくらこきまくりでしょ! (ってほどでもない?)。

この大地溝帯付近は、アフリカで最も火山活動がさかんな所でもある。だって、地球がグイグイとリキいれて地面を裂いてるんだから、そりゃ当然、地面にひずみがたまるわな。ストレスだって爆発させたくなるわな。そんなストレスに、ついに地面が「キレ」て、

「うおお、ストレス溜まるぜ。あーもう、やってらんねーぜっ、 うがががが、うんがああーーー、ドッカーン!!!」

と、マグマを吹き上げちゃって出来たのが、キリマンジャロ山やケニア山 なのです。だから、これらの山は、大地溝帯に沿って並んでるわけだ。 、イメージをどんどん膨らませて行こうぜ、ベイベー(笑)。

藤堂さんがつかったマガディ湖の温泉 (http://www.pia.co.jp/wwm/0316/0316todo.htm)も、そんな大地溝帯の仕業だったんですねえ。

うわーい、地理って楽しい(笑)!

そんじゃ、今日はここまで〜。

山口の無事を祈る!


※用語解説 アフリカ大地溝帯】
アフリカ東部から西アジアに伸びる大地溝帯。リフトバレーともいう。延長約6000。マラウイ湖やタンガニーカ湖のような細長い断層湖が分布し、キリマンジャロ山やケニア山などの火山が噴出する。


 久々のDrの講座でした。Drの職業は何なのでしょう?本当は・・・

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