那覇で1泊した後、コザ(沖縄市)へ向かいました。

探せばあるもので、コザでも素泊まり2000円の宿がありました。 ここでは、ちゃんと四畳半の個室をもらいました。

若いオバアがやっていて、着いてお茶をもらいながら、ブラジルへ渡ったおじさんや、 ユタ(神様に仕える霊的な力のある人)や、実家の農地のことなど、 興味深い話しをいろいろしてくれました。

コザは沖縄最大の米軍基地・嘉手納のゲートにある街です。 ベトナム戦争時に最大の賑わいをみせたのですが、今はさみしい雰囲気が漂い、 米兵もあまり見かけません。そんなコザの街をブラブラしたり、バスに乗って周辺に出かけたりしました。

嘉手納飛行場が見渡せる、「サンパウロの丘」を見に行こうとバス停を降り、 目の前の果物屋で道を聞くと、「あっちだよ」と教えてくれ、みかんを2つくれました。

この丘は、修学旅行のコースにもなっていて、学生がバスでやってきます。 バスガイドの説明を横で聞いていました。 遠くでは、実弾演習の音が鳴り響いていました。

北谷(ちゃたん)にも行きました。 今、若者が集まるエリアとして、郊外型の大型店が出来たりしているところです。

夕方、無料券を持っていたのでマクドナルドで夕食を食べていました。 女の子と男の子の兄弟がうるさく走り回っています。 母親は、若い男女と仕事の話しをしているようです。

「うるさいなぁ、親のしつけがなってない!」と怒りながら窓の外を眺めていると、 「なに見てるの?」と、女の子が話しかけてきました。「外」と、 そっけなく言うと、ニコーッと人懐っこい笑顔で話しかけてきました。

すっかり彼女たちのペースにはまり、5歳のナナセと、3歳のリュウセイといっしょに、 ガイドブックを見たり、大里村から車で来たことなど、たわいもない話しを、でも楽しくしていました。

暗くなり、雨も降り出してきました。 ナナセが、「雨が降ってきたよ。早く帰らんと」という言葉で、彼女たちとバイバイして別れました。

この旅のひとつの目的は、伊是名島のトライアスロンです。 選手は普通、金曜日に島入りするのですが、一足先に木曜日に入ろうと、名護に向かいました。

名護のバスターミナルに着くと大雨で、もしかしてと思って港に電話すると、船は欠航でした。 仕方がないので名護の安い宿を探し、1泊2500円の所へ行きました。

相部屋で、大阪在住の両親が沖縄人、オバアがカジマヤー(97歳?)のお祝いのために、 家族で沖縄に来るのを、一足先にやってきたとのことでした。

彼は大雨の中、バイクで今帰仁城跡などを見に行きましたが、風邪気味が治らず、 雨の中外に出る気にもなれず、名護は前に歩いたことがあったので、部屋で本を読んだり、 テレビを見て、うだうだ過ごしました。

翌日、運天港から船で1時間の伊是名島に向かいました。 港には、いつもの顔なじみのメンバーが揃っていました。 いつも泊まる「東江(あがりえ)」では、北海道から沖縄まで、いつものメンバーや、 今年初めて参加した人などが集まり、ワイワイしていました。

子どもたちと仲良くなる伊是名ですが、ここ数年は、仲の良かった子 どもたちが次々と卒業し、島を出て行っていました。

さみしく感じていたのですが、 去年から宿に遊びに来るようになった低学年から高学年の小学生数人と知り合い、 今年も覚えていてくれました。

遊ぶといっても、今年は、「ヒヨコ」とアダナを付けられ、どっちが遊ばれているのやら…。 今年も、昨年同様にデジカメを取り上げられ、操作方法をしっかり覚 えて、あちこち撮りまくっていました。

応援も楽しかったのですが、やっぱり選手で参加するものです。 来年は再び選手として参加しよう。

うえぽん

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