「ip2000プロジェクト」の吉澤由香です。
今回で一応最終回です。旅でも何でも、オシマイって淋しいですね。

で、帰国道中記なんですが。
さんざん引っ張ってすみません、 まあ飛行機移動にありがちなトラブルを全制覇したってだけなんですが…

イタリアのチビタベキア港から帰国の途についた私ですが。 その夜私は最後の荷造りやチェックアウト、他のスタッフは通信等々で慌ただしく、 結局誰とも別れの挨拶もできないまま、機材バッグを両手に抱えて1人ヨロヨロとタラップを降り下船。

5月晴海出港の時は「ついにここまで!」という感激の中でデッキからテープの虹を見たものですが、 この時の気分は「ついにここまで…(ため息)」。 切ないです、降ってくるテープを受けとめ、遠ざかる船を見送るのは。

深夜ローマ近郊のホテルへ。
翌早朝レオナルド・ダ・ヴィンチ空港へ向かい搭乗、 私の席はイギリスへ修学旅行に行くイタリアの小学生集団のど真ん中。


騒ぎまくる彼らに引率の先生(ジャンヌ・モローから色気を思いっきり抜いた感じのベテラン女教師)もキレまくる。 もう…マンマミーア!でした。

トランジットのヒースロー空港ではでなぜかカートが出払っていて、重い荷物を持ってひと苦労。 そしてチェックイン時には「搭乗リストに名前無いです」の宣告。 搭乗まで5時間あるので買い物でもしよう(この旅初のツーリスト的行為)と思ってたのに、 搭乗券無しではそれも出来ず確認待ちにじりじり。

でも、船だと東京から香港まで4日の旅なのに、飛行機だとイギリス・日本間11時間。 移動時間をこんなに短く感じたのは初めてでした。

*写真は上から
「デッキ通信の日々でした」「お別れはこんな感じで」
「優雅な釣りびと」「ケニアの花」


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