Subject: From Oxford
Date:
8 Jul 1999 19:45:53
From: "Dr.Sassy"
To:wwm@pia.co.jp

 今週からオックスフォードアカデミーという語学学校に通っています。この学校は、ビジネス英語や医学英語といった特殊な英語を教えるので、普通の学校より年齢層が高く社会人がめだちます。企業の派遣などで来ている人もいます。ただし授業料は非常に高額です(聞いたらびっくりします)。時期的なせいか日本人はあまり目立たず、他のヨーロッパ人(特にドイツ人)や中国人、あと何故かブラジル人が多いようです。ここで、General English Plus(社会人用の一般英語)というコースを3週間、Medical Englishを3週間の計6週間勉強します。

右上写真:オックスフォード大学の艇庫(船置き場)
左下写真:クライストチャーチ(文字通り教会)

 今のクラスは、Tina(ドイツ)、Umut(トルコ)、Virna(クロアチア)、Beat(スイス)、Jozef(スロバキア)と私で計6人のクラスです。専門も経済、エンジニア、化学、素粒子、原子力とばらばらですが、皆インテリでmotivationも高く、すでにかなりの英語を喋ります。初日はもっと喋れないスペイン人などがいたクラスだったのですが、2日目にクラス替えになりました。どうやらペーパーテストの結果で上のクラスに入ったようですが、スピーキングの弱い日本人としてはついていくのが大変です。Tina, Umut, Virnaは大学を卒業したばかりで、職探しのキャリアアップのため、Beatは大学の講師、Jozefは企業に勤めているものの、条件のいい会社へ移るためのキャリアアップのためきています。Virnaなどはクロアチアですから、もう背負っているものが違います。国内で良い職を得るのは困難なため、なんとしても英語をマスターして外国に行こうという考えです。このクラスが9:00から3:30までで、その後追加のレッスンもとっていて、そこは1対2の小人数レッスンです。全体に会話主体のレッスンなのですが、この1対2のレッスンは一番密度が濃く、もうレッスンの間に誰かが喋っていない時間はないので、もう十分というほど喋らされます。クラスメートのMartin(スイス人)は経済学者(PhDを持っている)で私が医者なので、それぞれの専門分野の話が交錯してもう大変な状態です。これが5:00に終了。

右写真:テムズ川の支流の様子

 インターネットをしたり、買い物に行ったりするともう夕食です。家に帰るとホストファザーが待ち構えていて、夕食から1‐2時間非常に難しい哲学的な話を延々します。昨日は宇宙についてディスカッションしました。一日中英語漬けというのはこういう状態なのだろうと思います。英語を勉強する環境としては最高でしょう。当然のごとく宿題もあり、そのほかに学校のエクスカーションで市内の見学やら、スポーツ観戦やらがあるので、やることは盛りだくさんです。
 土曜日はロンドンに学校のエクスカーションで行きます。日曜にはクラスメートとテニスをしようという話が出ています。なんだかいろいろ面白いことになりそうですが、また連絡します。

それでは、また。

  Dr.Sassy


「ホストファザーとの哲学的な話」って・・・おつかれさまです。Dr.sassyはタフなんですねぇ。英語漬けのあとに宇宙の話はつらそうですが・・・またまたお知らせ下さいませ!

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