のりNOW!

Subject:
まだまだ放浪は続く
Date:
Fri, 21 May 1999 14:20:33 +0900 (JST)
From:
nori1
To:
wwm@pia.co.jp


海を見つめるモアイ
 みなさんこんにちは。太平洋をひとっとびして、ついにオーストラリアにやってきました。イースター島はそれは、それは不思議な島で毎日鳥肌が立ちっぱなしでした。島に800体あるモアイ像のうち400体は御神体として海辺の石舞台に飾られていました。ただしこれは島に別の勢力が誕生した時に皆引き倒されてしまい、現在はその引き倒されたモアイとその引き倒されたものを修理してもう一度舞台に戻されたモアイとの両方が見られます。ところで皆さんはご存知でしたか?もともとモアイ像には目がついていて、まるでシルクハットのような髷(髪の部分)が付いていたんです。これは僕がイメージしていたモアイとずいぶん違い、漫画みたいで笑える姿でした。

 ところで圧巻だったのはラノ・ララクというモアイ製造工場です。ここには800体の内に残りの400体があるのですが、山のあちこちに完成したモアイや今まさに山から切り出されようとしているモアイが散らばっているのです。これはもう目が回りそうなくらいの光景でした。或る意味かなり不気味な光景とも言えます。緑の大地に黒いモアイがにょきにょきと生えているのですから。これはまるで何かの超生物が特殊ガスの為にいっしゅんで固まってしまったというかなりSFチックな想像が自然と出てきてしまうような、そんな光景でした。
ラノ・ララクの山肌


 そんなイースター島で5日間を過ごしたあと、タヒチに行きました。これはちょっと失敗。タヒチはとんでもなく高いのです。それに基本的にビーチリゾートというのは一人で行くものでは有りません。退屈で退屈で死にそうでした。なんと4日の予定を繰り上げて2日で島を後にしたほどです。タヒチ自体は悪いところではないのですが、僕の嗜好には合わなかったようです。

 そんな訳で5月20日にシドニーに到着したのですが、6月4日までの2週間。最後の悪あがきとしてちょっとまた予定外の国に行く事にしました。オーストラリアは直ぐに出国します。何処に行くかは秘密です。今はこの最後の放浪に向けて、とってもワクワクしているところです。

のり


イースター島に残る文明の片鱗は、ご近所さんの南米のどの文明とも共通項が無いということですが、一体、この島にモアイを建てた民族とはどんな人々だったんでしょうかね。マチュピチュ、イースター島と世界ふしぎ発見づいていたのりさんの旅は、オーストラリアへとつづいていきます。

のりさんのHPはこちら。
http://netpassport-wc.netpassport.or.jp/~wnori1/cover

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