のりNOW!


Subject:
南米最後の一日
Date:
Tue, 11 May 1999 07:23:04 +0900
From:
nori1
To:
wwm@pia.co.jp


塩の砂漠に浮かぶ塩のホテル
 みなさんこんにちは。「のり」です。今日は南米大陸最後の日です。ボリビアを1週間ほどで切り上げ、チリの首都サンチャゴにやってきました。明日この陽気な大陸を後にしてイースター島に向かいます。当初この南米には2ヵ月くらいしか滞在しないつもりでした。危険そうな北部を避けて、アルゼンチンとチリだけ周ればいいやと思っていたのです。ところがあれよあれよという間に、結局一周してしまいました。全部で4ヵ月半。結構駆け足でしたが、とても楽しい南米滞在でした。この魅力的な大陸を短期間で通過しなくて本当によかったです。本当はまだまだここに居たいのですが、そんなことを言っているとキリがありません。腹八分目くらいが良いのでしょう。

ボリビアの辺境の子供たち
 南米はとても「リラックス」しています。お金よりも大事な物は心の余裕なんだ、笑顔なんだということがこの大陸に来て骨身に染みてわかりました。確かに、経済的に見ればこの国は日本ほど発展していないのかもしれませんが、ここは日本よりもずっと、ずっと豊かに映ります。皆、生活を楽しんでいるのです。そして皆とても気さくで、フレンドリーで、僕はこの大陸を大好きになってしまいました。

 ボリビアでは首都、ラパスで最後の沈没生活を楽しんだ後、ウユニ塩湖という広大な塩の砂漠をランクルでぶっとばしました。全部が塩で出来ているというとても不思議なホテルや、その塩湖の真ん中に浮かぶ島に群生するサボテンの林など奇形が次々と出現します。塩湖の後もボリビアの辺境を旅したのですが、兎ともリスともつかない動物がいたり、岩が風に削られてまるで木のようなカタチをしていたりともう不思議が溢れています。ダリの絵をご存知でしょうか。あの時計がクニャクニャした絵で有名な人です。実はあの不思議な絵もこの地でかかれたのだそうです。この景色をみているとそれも納得できました。

 ボリビアでは高山病と寒さとの闘いだったのですが、ようやくチリに下って来てその心配もなくなりました。明日は太平洋です。旅の終わりがずいぶんとちかづいてきました。それではまた。

のり


そうですか、4ヶ月半も南米大陸に滞在していたのですね。wwmにのりさんが久々に登場したのが、3月上旬の第20回で、そのときは南極大陸の写真を掲載しました。このときはブラジルからの通信でしたよね。のりさんも、もうまもなく帰国。あぁ時の流れの速さよ…。

のりさんのHPはこちら。
http://netpassport-wc.netpassport.or.jp/~wnori1/cover

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