マダガスカル日記
その14 「アンタナナリボ 激痛の日々3」


12月30日

インドリホテルからはインターネットがつなげられない。なので、 インターネットカフェを目指して出かけることにした。右肩から右腕全体の不自由なこともあり、 またまた手ぶらで出発。ホテルの前からタクシーに乗り、ぐいぐいと坂を登っていく。

官庁街に着き、インターネットと叫んだらここだよと、ホテルの警備員が教えてくれた。 なんときれいなホテルだ。2階のフロントで端末を使わせて欲しいと言うと、最上階に案内された。 1分10円程度で安すぎる。結局日本語対応ではないので、私宛のメールを読むことはできなかったが、 英文字打ちで日本とナイロビの知人へ生きている旨伝えた。

さあて、せっかく丘の上まで来たので界隈をうろうろ。スーパーマーケットを見つけ、 ミートパイと安いグレープ味の乳飲料を購入。果物の種類の多いこと!ワインも美味しそうだ。 スーパーを出ると若い男が「マダガスカルのガイドブックはは要らないか?」と聞いてくる。 でも文字がフランス語でわからない。

みやげ物売りが多いのもこのエリアの特徴か。 タナの街には丘へ登るための長い長い階段がいくつかあるのだが、 この官庁街もまた階段のてっぺんあたりにあり、観光客も多いのだろう。とにかく、 おみやげもの屋さんが多いのだった。

さて、食料も仕入れ、タナの街を見下ろしながら階段を下りていった。 しばらくこの街に住んでみたい気がした。しかし、階段を降りるときの振動が肩に響く。 それにフォートドーファンから帰ってからというもの、 下痢続きで身体の大氷河時代に突入といった感じである。

いったいいつになったら正常に戻るのか?忍耐の日々はいつまで続くのか? やっぱり年末年始はこたつでみかんかな?と気弱になった一瞬であった。
                               

(だらだらと)つづく



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