WWMの皆様へ

ナイロビは雨季に入ったようです。
昼間は晴れているのですが、夜になると雨が一気に降るという日が何日か続いています。

ただ、この雨季、例年よりちょっと遅れたため、こちらの商店から今、牛乳が消えています。 つまり、乾季が長びき、雨が長く降っていなかったので牧草が育たず、 牛が草を十分に食べられないからお乳も出ない、ということなのだそう。

商店からはいつもの牛乳が消え、 たとえあっても「お1人様、1パック限り」とか書かれたりしているのですが、 ただし、ロングライフの牛乳はけっこう並んでいるのです。 六ヶ月くらい常温保存可能というやつ。値段ももちろんちょっと高め。 (日本でも以前はよく見ましたが、今も売られてるのでしょうか?)

さて、このロングライフ牛乳、ケニアにも前からあったのですが、 今年初めごろ、牛乳の最大手メーカーが「これからの食卓にはロングライフ牛乳。」みたいな、 一面広告を新聞に打って、ちょっとキャンペーンをはったりしてたのですね。 だから、今回、雨にかこつけて普通の牛乳が消えたのに、 ロングライフのはちゃんと並んでいるという現象、何かメーカーの陰謀を感じてしまいます…。

こちら、あまり消費者運動というものが盛んでないらしく、あるとき急にモノの値段が上がったり、 商品が消えたりします。例えば、 150シリングで買っていたウインナ-パックが突然250シリングに値上がりしたり、 ほかのに比べて半額くらいで売っていたニュージーランドのチーズがある日、 一斉にナイロビ中の商店から消えてしまったり。

どうやら、いろんなメーカーの商品があって、一つだけ突出して安かったりする場合、 その商品はますます売れて、商品棚にいっぱい並んで、店も繁盛、というのではなく、 安いものは「消える」ないしは「ほかのと同レベルまで値上げする」という基本方針があるようです。

ではまた。

おおーーーなんとリアルなナイロビ生活の話!
小西さんまたメールください!!

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