マダガスカル日記
その10 「フォートドーファン最終日」


ホテル・ド・ドーファンはこの街では高級なホテルのうちのひとつだ。ただ、 つくりは瀟洒な感じがする。居心地はいいがどこか殺風景な感じの、 この街にぴったりの浮いてない感じが安心なホテルだ。

スタッフは特に女性が若く美人揃いで、サービス精神が旺盛だ。ホテルの部屋は天井が高く、 広くよく眠れた。

ベレンティから戻った翌日、レストランでバナナやマンゴー、 トースト+コーヒーの朝食をとっていたら日本人らしきカップルが現れて、声をかけてきた。 2人はシンガポール経由でマダガスカルへ来たとのこと。僕と入れ替えで、 これからベレンティに向かうのだ。ベレンティの様子や首都アンタナナリボの情報を交換した。 僕は新婚カップルかと思ったのだが、何年もふたりでハネムーンを楽しんでいるらしい。 これから2人のことを「前田夫妻」と呼ぶことにする。

前田さん夫妻に貴重な情報をいただき、かつ電源プラグまでいただいた。 &タナ(=首都アンタナナリボ)のホテル、「インドリホテル」を教えてもらい、 タナではそこに泊まることにした。

途中、小学生の女の子達や、 インド系マダガスカル人のオヤジさんのお店(おやじさんには3人の娘がいるが、3人とも独身。 21歳、18歳、13歳の3人。奥さんは中国系マダガスカル人)におじゃまし、ご飯までごちそうになり、 海岸を歩き…

その日の午後3時頃、街を後にした。
いつか、少し住んでみたい。

つづく



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