こんにちは。 昨日、メーホーソンという所から再びチェンマイに戻ってきました。 チェンマイは、タイの首都バンコクから夜行で一晩。700km?くらいでしょうか。 メーホーソンは、チェンマイからさらに北へローカルバスで7時間かけて行く所です。 チェンラーイで売っていた絵葉書にメーホーソンの高台のお寺の写真がすばらしく、 行ってみたくなったのでした。 ●メーホーソン 朝、7時のバスでした。この前チェンラーイに行く時に乗ったバスと同様、 ノンエアコンでも座席が決まっているものと思っていたら切符売場ではバスの中で買えとのこと。 10分前になってバスが到着と思ったら、待っていた人達が殺到。 すかさず、重いザックを背負って走り、なんとか後ろの席を確保しました。
通路も埋まり、満員状態。このまま7時間も走るのかというようなアジアのバスらしくなってきました。 舞鶴デュアスロンのバイクコースのようなアップダウンをいくつも越えてドア開けっ放しのミニバスは走ります。 途中、3度ほど休憩があり、バスの運転手も車掌も食事をとります。 峠の頂上では警察の検問があり、外国人はフリーパスですが、 タイの若者などは身分証明書を提示させられたりしていました。 途中、パイという日本のガイドブックには載っていない山間の町を経由しますが、 ここがまたツーリスト村。なんでこんな山奥にというような場所に、ゲストハウス、 英語メニューの食堂、英語の案内、西洋人だらけという異常さ。 北はトレッキングが盛んで、それでこうなったのでしょう。 7時間少したってバスは到着。何もすることがない7時間を、いろんな事を考えたり、寝たり、 ボーッとして過ごすことができるようになってしまいました。 ●パダウン族 絵葉書の高台のお寺は景色が抜群で、朝日を見に行ったり、夕日が沈むのを眺めていたりと、 リラックスするには格好の場所でした。 メーホーソンで有名なのがミャンマーのカレン族の支族でパダウン族という首が長く、 金色の輪を何重にもつけた山岳民族です。 各種トレッキングやワンデイツアーにはこの村を訪れるメニューが組まれています。 ツアーはちょっと高いので、レンタルバイクを借りて行く事にしました。 1日180B(1B=約3円)でパスポートを預けて借ります。 安易に考えていたのですが、たいした案内もなく、 道に何度も迷いながら、聞きながら30kmほどの道のりでしたがなんとか着きました。 村の入り口で250Bを払い…観光化されているのです。この資金が、彼女達の生活費になったり、 ミャンマーの反政府組織カレン族の資金になっているそうです。 いくつかカレン族の村はあるのですが、自分が行った村はたいして大きくなく、 道の両側にはお土産屋が並んでいます。 その店番をしているが、 まさにパダウン族(英語ではLong Neckというのですが、首長族というのは蔑称らしいです)。 そのさらに奥の両側には住んでいる小屋があり、首を器用に洗いながら水浴びをするおばあさんが見えます。 実際、目の当たりにすると不思議な感じです。でも、 入場料を払って見に来る自分(観光客)と、生活を見せる事で生計をたてている彼女たちと、 なんか複雑な心境で、素直に写真を撮れませんでした。おそらく、何千、 何万という観光客の目にさらせれ写真を撮られているのでしょう。 首に輪をするのは選ばれた女性だそうで、子どもの女の子もそうしている子がたくさんいます。 男性は普通の格好で、中にはロンジーというミャンマー独特?の腰巻きをしている少年もいます。 少年達がバレーボールをしていたので、それを見て午前中を過ごしました。
帰り道、悲惨にもパンク。まだ町まで十数kmあります。しょうがないので(というより帰れないので)、
無理矢理パンクのまま走り町の手前でやっと修理屋を発見。案の定チューブがイカれていて、
まるまる交換となりました(それでも100B)。
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