アルマンスーラホテルの気になる人たち

初めてアルマンスーラに泊まったのは1983年。
その頃ホテルで一番目立ったのは、ものすごく着飾ったきんぴか軍団。 ひかりものでじゃらじゃらいわせながら、出入りする娼婦の人たちであった。

平日昼間はだらだらしている彼女たちがバチっと化粧して、着飾って出かけていくのが16:00頃。 昼間は洗濯したりだべったりしてるのだが、夕方は気を引き締めて仕事に出かけていく。 このホテルにはケニア人ウガンダ人、ソマリア人がいた。 彼女たちはディスコに出かけてそこで客を探すのだが、まったく収穫なしで、 疲れて24:00くらいにもどる場合もあった。 廊下でえんえんと愚痴を聞かされることも…。

彼女たちは日曜は休日で、一度映画に連れて行かれた。 映画は「ブルースブラザーズ」。おもしろかったけど、蚊にさされた。 映画が始まる前に国歌が流れた記憶が…

アルマンスーラにはそういった彼女たちが短い期間住んでは消え、 翌年にはもうがらりとメンバーが変わってたりする。 入れ替わりの激しいのは従業員たちも然り。 安い給料で楽しく働けるのはせいぜい3年までで、 ほとんどのスタッフは翌年来たらもう居なかったりするのだった。


アルマンスーラホテル入り口にて
スタッフ+謎の女性!(1984年)

うつつ

ナイロビは東アフリカでは一番大きな都市? ダウンタウンの小さなホテルで繰り広げられる人間模様…おもしろそうですね。

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