マダガスカル日記
その6 2000年12月26日


部屋はサファリ風のコテージ。部屋の中にはいり、 一通りチェックして入り口を見たらもうワオキツネザルが来ていた。

このキツネザル、食べもの欲しさに寄って来ることが判った。 夕刻7時からナイトサファリに向かう。

ガイドは若いマダガスカル人のシルベスター。客はドイツ人夫妻とうつつの3人。 夜中の森をゆっくりゆっくり歩く。タバコは厳禁。森の中の動物をできるだけおどかさないよう、 静かに静かに歩く。

わけもわからず参加したのだが、実はこのサファリ、 目的は5センチほどのネズミキツネザルを見るためのサファリなのであった…。

木の枝の分かれ目などに居て、かわいい目をこちらに向けている。 どちらかというとネズミのようで猿の耳を持っている といった感じだ。

ドイツ人の夫妻?はあつあつでネズミキツネザルよりドイツ人の観察に行ったようなものだったが、 シルベスターの英語と、独自に勉強した少しの日本語に感激しつつ、 国が違えば愛の形も違うことをいまさらながらに認識できた一夜でした。ネズミキツネザルさんに感謝!

夜はあつあつのドイツ人カップルを遠めに見ながら、豪華なディナー。
ああ日本では質素なものを食べていたなぁ…。

前菜がエビのマリネ風サラダ。メインがゼブウシのステーキ。 ビールも飲んでさていい気持ちで部屋に帰ろうと思ったら、停電。

暗闇を楽しみながら歩いた。
星がものすごくいっぱいで、その日は猿の森で眠った。

つづく

写真は「逆光のワオキツネザル」「エビの前菜」「メインのステーキ」


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