Subject:
「モスクワ空港の人々」
From:
JUN2Y
To:
wwm@pia.co.jp

1999年2月7日。
ロシア、モスクワ空港内。
そこは、食事を配給される食堂のついたての裏だった。

ヘンな奴らが飛行機内で配る毛布を敷いて、ゴロゴロしてるではないか!!
その姿は、川崎駅構内でダンボールにくるまりながら、ゴロゴロしてる姿そのもの!!

ウオーーーっ!! なんじゃこりゃーー!!

そこにいた、白人の男が私を呼ぶ。
「お前、寝るならココに来いよ」
と、毛布を敷いてくれているではないか!!

行く行く行く!!(笑)

そこは、私と同じくトランジットしてる人達の居住区(住んでねっつーの)だったのだ。

インド人二人、ガーナ人二人、フランス人、スペイン系チュニジア人、日本人のわしの計7人に国境は無い・・・ついでにホームレスとのボーダーラインも無くなってしまったが(笑)・・・・

聞く所によれば、ガーナ人は2週間もココに住んじゃってるそうだ・・・って、お前は何者だよ!?(笑)

また、なんとそこの場所がV.I.Pルームの入り口のま隣!!
スーツ姿の要人達がその部屋に入って行くのを背に、わしらは大トランプ大会!! アーンド、ドミノ大会!! INモスクワ!!

お前ら修学旅行の高校生かい!? 大の大人7人がごそごそと、酒飲みながらトランプるその姿の異様さと言ったら・・・誰も声をかけてこなかった・・・
いや、かけられなかったのだ。

熱かった・・熱いバトルは1時間にも及んだ。
しいまいにゃ車座になって修学旅行おきまりの語りが入った。
「なあ、じゅんこ、お前はなぜ一人で旅してるんだ?」(ガーナ人)
「彼が日本にいるけど、今、彼は仕事だから・・・」(オレ)
「そうか、次は彼氏と二人で旅行がベストだぜ」(ガーナ人)

彼氏なんかいたら一人旅なんかしねえええよおおお!!

と、モスクワの大地に、心の中で涙にむせびながら、叫ぶわし。


そして、私は6名のお見送りを背に、成田行きの飛行機へと乗りこんだのであった・・ありがとうモスクワ!!ありがとうみんなーー!!(涙)

さてここで大募集!!
こんなキュートな山口さんと世界を旅したい素敵な男性は、ここの編集部「山口さんと旅」係まで!! ついでに人生も一緒に旅しちゃおう!


事務局の声

コラ!! 山口さん、勝手な募集をかけないでください!

読者のみなさん、「山口さんと旅」係は存在しません!! ご了承ください。でも、こんな彼女でよろしければ、ご紹介はします。メールは事務局あてまで。

山口さんのHPはこちら
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/9514/

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