ナイロビアルマンスーラホテルの話 続編

宿代はだいたい2ベッドで1部屋500円前後のこのホテル。今回はレートの関係で440円くらいでした。

吹き抜けがあって、コの字型に廊下と部屋が配置されてます。部屋の中の照明は裸電球ひとつ。 ベッドがふたつ。小さな物置台があ一つ。カーテン。それだけのシンプルな部屋です。

前も書いたような気がしますがトイレはアラブ式で床が便器に向かってあり地獄のように傾斜しています。 用をたしたあとは右側の水道の蛇口をひねり、水を受けるポリ容器に水を溜め、流します。

シャワールームは水しか出ないため、寒い朝はスタッフの男の子に湯を大きなバケツ一杯にシャワールーム まで持ってきてもらってそれでゆっくりと行水します。不便そうで優雅な朝のひとときといったところでしょうか。

各階、いつも掃除が行き届いていて、古いけど清潔なホテルなのですが、 今回の滞在では経営者の家族から聞いたところによると、本年中に改装したいとのこと。 最近、客の入りが良くないことは感じているらしく、これはお湯がでなかったり、 便所が旧式だったりで敬遠されているとの認識らしいです。 「僕はこのままのアルマンスーラが好きだけど、しょうがないよなぁ。」というと 「おまえくらいだよそんなこというのは…」とホテルのスタッフから言われました。

さて、このホテルはムスリムが経営していることもあり、 禁酒はもちろん1日5回のイスラムのお祈りも実施されています。 2階のレセプション前に大きなござが敷かれ、 メッカの方角に向かって体を折っている姿をホテルの廊下から眺めているのも外国を感じさせる一瞬です。

うつつ

今度はどんな人たちが住んでいるのか?聞かせてください。

●wwmトップページに戻る ●バックナンバーを見る