12月26日


写真「空港の風景」

モンスーンの風を受けて分厚い雲に覆われたマダガスカルを飛行機で南下。 窓から濃い碧色をした海が見え、長い長いしなった海岸線が見えてきた。

緑深い山の麓に点在する家々。大地が太陽に照らされて、みずみずしさを滴らせている。

飛行機は尖った緑の山の裾野にあるエアポートに着陸。 こじんまりとした2階建ての施設があるだけの簡素な空港。 空港に降りると、小さな建物に、この飛行機の折り返し便待ちの人、ホテルからの送迎の人、 知人を待っていた人などでごったがえしている。

それから物売りのがきんちょたち。かれらは泥にまみれた網籠を持っていて、 近寄ると中身を見せてくれる。中身はエビ・カニなどだ。捕れたばかりの獲物を空港に着いた人たちと、 空港を発つ人たちに売ろうとしている。

以前、 ケニアの海岸地方・ラム島からナイロビまで生きているロブスターを飛行機に積んで行った事があるが、 工夫しないとすぐ傷んでくる。

どちらかというとこの地を離れてアンタナナリボに向かう客にニーズがあるのではないか? 買って、自分で料理したい気持ちはあるのだが、本日の最優先仕事を遂行するにあたって、今、 このエビ・カニを購入するわけには行かなかった。

僕はこのあと、ベレンティに向かうため、 そこへ行くためのアレンジをしてくれる「ホテル ド ドゥーファン」へ行かなくてはならない。 そして、できれば、速攻でその日じゅうにベレンティに入ってしまいたいのだ!

写真「街中までの乗合タクシー」

つづく


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