こんな体験、あんな体験


「母娘で旅するタイ」その4
ガイド、ポーター、カレン族の人々の心の豊かさから
私たちが置き去りにした大切なものに気づきました

「イントレピッド社・テイスト・オブ・アドベンチャー(タイ)8日間」コースに親子で参加された江渕万里子さん(参加当時67歳/主婦)、尚子さん(参加当時42歳/会社員)の体験記を連載でご紹介している「母娘で旅するタイ」の3回目は、この旅のメインともなっているトレッキング出発編です。
娘の尚子さんからお母様の万理子さんへのプレゼントとしてスタートしたこの旅の様子を、尚子さんがお母様のサポートをしながら写真で綴っています。タイ現地出発で世界各国から参加したメンバー達と一緒に、タイ北部の山岳民族の村を目指してトレッキングをするこのツアーで、江渕さん親子は色々な体験をされたようです。
参加プログラム
イントレピッド社 テイスト・オブ・アドベンチャー(タイ)8日間
バンコク発着、タイ北部の山岳民族カレン族の村を目指す多国籍トレッキングツアー。バンコク市内観光/チャオプラヤ川ボートトリップ/チェンマイナイトバザー/農村ホームステイ/タイ料理教室などのプログラムが含まれている。移動は列車、ボート、バスそして徒歩。宿泊はホテル2泊、山岳民族の村2泊、夜行列車2泊、ホームステイ1泊。料金はUS$405。潟Gクスプローラー「地球探検隊」にて手配。(ツアーの詳細はプログラム紹介「世界の仲間と旅する」内のテイスト・オブ・アドベンチャー(タイ)8日間も参照下さい)


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山道にさしかかり、まだ余裕の表情

村から離れて山道になりました。母が持っているのはポーターさんが作ってくれた竹の杖。この杖にこれから3日間、どれほどお世話になることか…。この時はまだ知らないのでした

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きれいな棚田、8月は田植えシーズン真っ盛り

景色が田んぼにかわると、村に近づいてきた証拠です。傾斜地に作られたきれいな田んぼ。タイは2毛作なので、今が田植えのシーズンなのだそう…

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色鮮やかな民族衣装と田んぼのコントラスト

カレン族の男の人は、この赤や濃いピンクの民族衣装を着ています。緑一色の彼らの生活の場所の中では、この赤がとてもきれいです

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文明とは無縁の民族村での暮らしは…

山岳民族村での一泊目の夜。カメラのフラッシュのせいで明るいけれど、実はこの村には電気はないので、私たちは今、ろうそくの明かりだけを頼りに食事をしています

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4日目。民族村はこんな感じです

山岳民族村の風景。高床式の住居。住居の下の部分は動物たちの家です。どこの家でも黒ブタがひもにつながれています。一番大切な家畜なのだそう。



娘、尚子さんの実体験による《トレッキング持ち物アドバイス》

●カメラについて
トレッキング中は、はっとするような美しい景色やハラハラするような丸木橋渡りなど、シャッターチャンスはたくさんあるのですが、大きな一眼レフカメラをバックから出して…というような余裕がありません。もし写真を思いきり撮りたいと思うなら軽くて小さめのもの、ポケットにでも納まり、片手で操作できるというようなものをおすすめします(トレッキング中は杖を使っているので、片手は常にふさがっているのです)。チェンマイのレンタルショップでカメラ用の防水ポーチを借りることができます。

● 山岳民族村へのおみやげについて
子どもたちに、えんぴつ、消しゴム、色えんぴつ、色紙、村のお母さんたちに縫い針や糸などを持って行きました。直接、個人的に渡すような機会はないので、ツアーリーダーか現地ガイドのオイに渡すとよいです。とても喜ばれました。また、子どもたちは日本の歌をたくさん知っています。オイの話では、民族村の子どもたちにとっては、日本語は発音しやすいらしいのです。これからは日本語を知っていると役に立つだろうということでオイは村の子どもたちが日本語に触れる機会を作りたいと考えているようです。村で子どもたちとの交流会があって、お互いに自己紹介をしあい、歌を披露します。日本の歌も求められて、私達は「カエルのうた」を歌ったのですが、子どもたちは既に知っていて輪唱をしてくれました。覚えやすいうたを紹介すると喜ばれるでしょう。オイは日本語の練習帳や日本の子どもの歌のミュージックテープを欲しがっていました。



次回はもうひとつのカレン族への移動とそこでの滞在の模様をお伝えします。日本人が驚く「川での水浴び」の様子も必見です。10/7の更新をどうぞお楽しみに!



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