Myway Club 連載記事


具体的に教えます!海外ロングステイ
第3回 留守中をどうします?










1カ月以上の海外ロングステイとなると、ご近所に「ちょっと海外旅行へ出かけてきますので、よろしくお願いします」という挨拶だけで、すませてしまうわけには行きません。
留守中に備えなければいけないことをリストアップしてみて下さい。
防犯、郵便物、電話、ペット、観葉植物、植木、魚水槽、などなど・・・。数え上げれば切りがありません。
・ 防犯−最近空き巣が横行しています。1カ月以上も留守にするとなると施錠だけでは安心できません。一戸建の場合はなおさらです。ロングステイ財団賛助会員の(株)ジャルックスが「留守宅あんしんサービス」でセキュリティシステムを用意しています。通常の警備保障会社は最低年単位の契約ですが、ジャルックスでは2週間からの短期契約にも応じて、24時間稼働のシステム警備を行っています。警備だけでなく、室内の換気や植物の水遣りサービスも別料金で請け負ってくれます。
詳しくは、(株)ジャルックス・jらいふでざいん「留守宅あんしん係」(TEL 03-5460-718、http://www.jlux.com
警備保障会社に頼まない場合は鍵を増設し、万一のことを考えて箪笥預金や貴金属類は親類などにあずけるか、銀行などの貸し金庫を利用するとよいでしょう。
・ 郵便物−1カ月以内なら最寄りの郵便局で「局留め」の手続きをすれば保管してくれます。これを超える場合は親類・友人などへの転送手続きがベターでしょう。広告チラシ類はご近所にお願いして、溜まらないようにしないと「どろぼうさん、この家は留守ですよ」と知らせるようなものですから。
・ 電話−「いついつまで留守にしています」などの音声メッセージはチラシ同様に防犯上避けるべきです。通常の「留守電」にして、電話のありそうな親戚、友人などへはあらかじめ留守をすることを知らせておきましょう。

・ 観葉植物、植木など−親類、ご近所に頼めない場合は、防犯の項で紹介したジャルックスなどの専門会社へ任せましょう。
・ ペット−「海外には行きたいけど、ペットがいるので。」という声をよく聞きます。確かに、家族同様に可愛がっているペットと1カ月以上別れて暮すのは辛いことです。
・ でも、選択肢は二つしかありません。専門業者に預けるか、検疫のわずらわしさを覚悟して連れて行くかです。預ける場合は、行き付けの動物病院、あるいはペットショプに相談するか、前述のジャルックスの「ペットホテルサービス」を利用するかでしょう。
・ そして連れて行く場合は次の点に留意して下さい。滞在する国と日本に帰国した時の検疫・係留期間です。日本の場合は「犬・猫の輸入件申請書」の内容と滞在国発行の輸出検疫証明書をもとに、12時間から最長180日間の係留期間が決められます。平均でも2週間程度の係留は覚悟すべきでしょう。滞在地の検疫・係留は国により大差がありますので、事前によく調べておく必要があります。
ホノルル空港で5日以内、シドニー空港などは最低1カ月で係留費用として1日約30オーストラリアドルが必要です。政府観光局、大使館、航空会社などに問い合わせましょう。
▽帰国時の手続き詳細は:
農林水産省動物検疫所−http://www.maff-aqs.go.jp
音声ガイダンス−0476-30-2974

・ 留守宅管理−6カ月も家を空ける場合などは、賃貸する方法もあります。家賃収入がある上に家も傷みません。しかしいったん貸してしまうと「居住権」など、帰国してからもめるケースもあります。また、家具をどうするかの大きな問題もあります。これはやはり専門業者に委託すべきで、「仮住まい」専門でロングステイ財団賛助会員の「日本テンポラリーハウス」がお勧めです。
詳細はTEL0120-078-280 http://www.t-house.co.jp

ほかにも持病の常備薬、英語の処方箋の準備など用意することは山ほどあり、海外ロングステイをするためには周到な準備と手続きが必要なのです。10日間程度のパッケージ旅行に行くのとは、大違いであることを十分認識して下さい。だからと言って「面倒だから、やめた」と言わないで下さい。お役に立つことのできる専門業者がいるのです。


財団法人ロングステイ財団では「LSメンバーズクラブ」という個人会員組織をもっています。 会員になりますと、セミナー・講演会やイベントを通じてお仲間と知り合う機会も生まれます。 私達の組織も財団の賛助会員です。詳しくは財団のホームページをごらん下さい。 

<ロングステイ・実践講座のご案内>

海外でロングステイを行うにあたり、どのように情報を集め、整理して、自分たちの目的に最も相応しい準備をするか? これが、大きな課題です。

NPO日本ロングステイ・アカデミーでは、この課題解決のために「実践講座」を開設致します。NPO(特定非営利活動法人)が運営するため、受講料は一ヶ月間のフリーアクセスで12,000円と良心的です。

授業はパソコンとインターネットを使用したイーラーニングです。
受講のために通学をせず、冊子型テキストも使いません。 自由な時間に自分のペースで行えます。
イーラーニングは決して難しいものではなく、「手引書」によりシニアの方でも容易に操作できるシステムです。

実践講座で用意されているコース(デスティネーション)は下記のとおりです。
受講内容には自動採点つき小テストも含まれているほか、受講の最後には、アドバイザーによる「個人相談」も用意されています。
各コースの案内  
・米国・ハワイ (オアフ島、ハワイ島、マウイ島)
・カナダ(バンクーバー)
・オーストラリア (ゴールドコースト、ケアンズ)
・ニュージーランド(オークランド、クライストチャーチ)
・マレーシア(キャメロンハイランド、ペナン)
・タイ(バンコック、チェンマイ)
・インドネシア(バリ島)
・台湾(台北近郊、高雄近郊)

NPO日本ロングステイ・アカデミー
事務局長 清水 健次
URL http://longstay-academy.com
e-mail: kenhappy@ocn.sepia.ne.jp

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