Myway Club 連載記事


具体的に教えます!海外ロングステイ
第2回「海外ロングステイ」は誰と行きますか?













「何処へ?」、「いつ頃?」、「予算はどれくらい?」などの質問の前に「誰と行くか?」が問題です。独身の場合は選択肢も多くあり、あまり問題ではないのと、「1人でも行く」方も増えているのです。問題は "夫婦で行く" のケースです。 「え!?」。 当然 "夫婦" で行くと思われるでしょう。
ところが、実情は必ずしもそうではないのです。 (財)ロングステイ財団の最近のアンケート調査によると、「夫婦のみで」と答えているのは男性の大半75%に対し、女性は半数以下の42%にとどまっています。 なぜ、このようなギャップが生じているのでしょうか。
問題の主は夫です。 現在60歳の一般的サラリーマンを例に取ると、夫は定年まで "会社いのち" の生活が普通です。平日は残業、接待、飲み会、麻雀で、週末もゴルフ。 家事、育児、子供の教育のすべてが妻まかせではなかったでしょうか。 夫婦間の会話にいたっては平均で1日にたった3分間と言われています。 
それが、定年となったら家にべったり・・。 特に会社関係の人間とだけ付き合って来たサラリーマンはゴルフ、飲み会、麻雀のすべてが雲散霧消。頼れるのは奥方だけと大変身します。 「さあ、これから2人で仲良く老後を過ごそうかね」などと言っても、それは簡単には許されません。
奥方どのは、子離れもして、趣味・スポーツ・習い事の仲間には事欠かずの毎日。 そこへ旦那が毎日家にいるとなると、 "3食の面倒を見なければならない。現役時代には、昼は外食してくれていたし、夕食も半分は不要だったのに・・・"。 
それでも日本にいれば、奥方が息抜きする場所はいくらでもあります。 場面を海外に移して考えてみて下さい。奥方達が引いてしまうのも無理はありません。 それで、奥方の多くはロングステイをするなら「友人達」との希望が多いのです。 でも、"旦那を日本に1人置いて行くわけにゆかず" と悩んでしまうのです。 そこで、提案です!
・ 夫は、まず家事の手伝いから始めましょう。 キッチンの後片付け、掃除、洗濯の手伝い。 "家事に終わりはない" とも言われていますが、現代文明の利器を使った家事はそう難しくないので、気持ちの切り替えさえしてしまえば、会社時代の仕事より簡単かもしれません。 筆者は30年以上家事を仕事と並行してやってきているので、経験的に申しあげているのです。 できれば、定年前から徐々に始めるのが理想です。
 ハワイに3カ月の予定で出かけた夫婦が一カ月で帰国してしまったケースがありますが、原因は夫のために毎日3食の用意をしなければならないことでした。 "私はおさんどんしに、ハワイへ来たのではないわよ!" ごもっともです。 1日や2日くらい自分で食事をして、身の回りの面倒くらいは自分でしなければいけないでしょう。
・ 共通の趣味を探しましょう。 このページに載せた写真の夫婦は長年、音楽・歌舞伎・絵画・ゴルフ・食べ歩き などの共通の時間を持ってきています。 ご主人が現役なので、ロングステイといっても2週間程度ですが、毎年のように海外にもバケーションに出かけています。筆者のビジネス仲間の1人は同年代ですが、夫婦でニュージーランドにロングステイする日を楽しみにしています。 彼は家事こそまだまだですが、奥方との会話が平均より多い夫婦です。
・ 一緒にロングステイへ出かける夫婦を探して、2,3組で出かけるのもよいでしょう。
時には、夫と妻が別行動できるのもよいでしょう。
・ "今更、家事や家内のご機嫌をとるなぞまっぴらだ" という夫は、何か特技を発揮する方法もあります。 英語が得意なら奥方の専属通訳として、海外での行動範囲が広がるでしょう。 写真が得意なら、これを武器に思い出作りもできるでしょう。庭いじりや菜園が得意なら、奥方だけでなく、ご近所との交流の手段となるでしょう。 大工仕事、手品、カラオケ名人などなど、
1度 「特技の棚卸し」をしてみるべきでしょう。
何もない貴方は、せめて奥方の勤勉な運転手となりましょう。
・ 世の奥方さまへのお願い:  夫は、40年近くも家族のために働いてきたという自負があるのです。 定年を機に、新しい夫婦関係を築くくらいの寛容さも持って下さい。
そして、褒めながら上手に家事を手伝わせてみて下さい。男って意外に器用なものなのです。 主婦の領域を荒らされるのが嫌な方は、何もできない夫のままにして、愚痴をエンジョイして下さい。

財団法人ロングステイ財団では「LSメンバーズクラブ」という個人会員組織をもっています。 会員になりますと、セミナー・講演会やイベントを通じてお仲間と知り合う機会も生まれます。 私達の組織も財団の賛助会員です。詳しくは財団のホームページをごらん下さい。 


<ロングステイ・実践講座のご案内>

海外でロングステイを行うにあたり、どのように情報を集め、整理して、自分たちの目的に最も相応しい準備をするか? これが、大きな課題です。

NPO日本ロングステイ・アカデミーでは、この課題解決のために「実践講座」を開設致します。NPO(特定非営利活動法人)が運営するため、受講料は一ヶ月間のフリーアクセスで12,000円と良心的です。

授業はパソコンとインターネットを使用したイーラーニングです。
受講のために通学をせず、冊子型テキストも使いません。 自由な時間に自分のペースで行えます。
イーラーニングは決して難しいものではなく、「手引書」によりシニアの方でも容易に操作できるシステムです。

実践講座で用意されているコース(デスティネーション)は下記のとおりです。
受講内容には自動採点つき小テストも含まれているほか、受講の最後には、アドバイザーによる「個人相談」も用意されています。
各コースの案内  
・米国・ハワイ (オアフ島、ハワイ島、マウイ島)
・カナダ(バンクーバー)
・オーストラリア (ゴールドコースト、ケアンズ)
・ニュージーランド(オークランド、クライストチャーチ)
・マレーシア(キャメロンハイランド、ペナン)
・タイ(バンコック、チェンマイ)
・インドネシア(バリ島)
・台湾(台北近郊、高雄近郊)

NPO日本ロングステイ・アカデミー
事務局長 清水 健次
URL http://longstay-academy.com
e-mail: kenhappy@ocn.sepia.ne.jp

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