帝劇グランド・ロマン「風と共に去りぬ」

2011年6月18日(土)〜7月10日(日)【東京公演】帝国劇場

INTRODUCTION

世界初演の伝説の舞台が、半世紀ぶりに新たに蘇る!

南北戦争動乱期の1860年代アメリカ南部を舞台に、時代の波に翻弄されながらも真の愛を求め力強く生きた一人の女性の半生を描くマーガレット・ミッチェル原作の不朽の名作が帝劇グランド・ロマン「風と共に去りぬ」として世界初演の幕を開けたのは、現在の帝国劇場が新装開場した1966年のこと。その膨大なストーリーと登場人物、壮大なスケールにより舞台化は実現不可能と言われていました。しかし、製作・脚本・演出を担当した菊田一夫が「この作品のために帝劇を作った」と豪語した程のスペクタクルな舞台機構の駆使と豪華な舞台演出を実現、その圧倒的なスケール感は観客の熱狂的な支持を受け、記録的動員でロングラン興行を達成しました。その後、たび重なる再演やミュージカル化を経て、帝国劇場開場100周年という節目の2011年に、新たなキャストとスタッフにより、半世紀ぶりに復活します。

2001年帝劇公演ミュージカル版「風と共に去りぬ」を成功に導いた演出家・山田和也と潤色・堀越真の実力派コンビが今回のストレートプレイ版を手掛け、くしくも南北戦争開戦から150周年目の夏に伝説の舞台を現代に甦らせます。是非ご期待下さい。

STORY

激動の時代、逆境に立ち向かい、愛を求めタラの大地に麗しく咲いた、一人の女性がいた—。

1861年、アメリカ南部ジョージア州、裕福な農園主の娘・スカーレット(米倉涼子)は、思いを寄せていた上流階級のアシュレイ(岡田浩暉)が結婚することを知って愕然とし、園遊会の席で傍若無人な振る舞いをする。そんな光景を目にしたバトラー(寺脇康文)は、自分に似たものを感じ、密かにスカーレットを愛し始める。しかしスカーレットは、アシュレイの婚約者であるメラニー(紫吹淳)に対する激しい嫉妬心から、当てつけにメラニーの兄チャールズとの結婚を選択する。結婚生活も束の間、南軍として出征したチャールズは還らぬ人となり、スカーレットは未亡人となってしまう。南軍義援金を集めるアトランタでの慈善バザー会場で、喪中のスカーレットの前に突然現れたバトラーの飾り気の無い言葉にスカーレットの心は激しく揺れるが、忍び寄る戦火は二人のロマンスを許さなかった。北軍の進撃によりアトランタは陥落間近、スカーレットとバトラーは身重のメラニーを伴って、炎上する市街から馬車で決死の脱出を試みる。その途上、バトラーは従軍のために戦地に引き返す決意をして、情熱的な接吻を残してスカーレットの前から姿を消してしまう。無事に戦火を逃れたものの、荒廃した故郷タラの地にて一人残されたスカーレットは絶望の淵から新しい決意を固め、一人立ち上がるのであった—。

CAST/STAFF

  • スカーレット・オハラ:米倉涼子
  • レット・バトラー:寺脇康文
  • アシュレイ・ウィルクス:岡田浩暉
  • メラニー・ウィルクス:紫吹淳
  • ベル・ワトリング:高橋ひとみ
  • マミー:池谷のぶえ
  • ミード博士:坂口芳貞
  • チャールズ・ハミルトン:敦士
  • メリウェザー:岡 千絵
  • ピティパット:棟形寿恵
  • ワイティング:仲手川由美
  • エルシング:荒木里佳
  • キャリーン・オハラ:本田有花
  • プリシー:田島ゆみか
  • スエレン・オハラ:叶千佳
  • ジェラルド・オハラ:丸山博一
  • フランク・ケネディ:近江谷太朗

原作:マーガレット・ミッチェル/脚本:菊田一夫(「第1部」「第2部」一挙上演)/潤色:堀越真/演出:山田和也/製作:東宝

装置:松井るみ/照明:高見和義/音楽:佐橋俊彦/音響:渡邉邦男/衣裳:小峰リリー/ヘアメイク:宮内宏明/アクション:渥美博
ステージング:広崎うらん/特殊効果:田中義彦/舞台監督:菅田幸夫/演出助手:寺郫秀臣/プロデューサー:田口豪孝 齋藤安彦

SCHEDULE

帝劇グランド・ロマン「風と共に去りぬ」

2011年6月18日(土)〜7月10日(日)【東京公演】帝国劇場

料金: S席 12,500円/A席 8,000円/B席 4,000円 (消費税込)

6月 18日(土)19日(日)20日(月)21日(火)22日(水)23日(木)24日(金)25日(土)26日(日)27日(月)28日(火)29日(水)30日(木) 7月 1日(金)2日(土)3日(日)4日(月)5日(火)6日(水)7日(木)8日(金)9日(土)10日(日)
12:00〜 12:00〜
13:00〜 13:00〜
17:00〜 17:00〜
18:00〜 18:00〜