ミハエル・シューマッハ(ドイツ)
|
ルーベンス・バリチェロ(ブラジル)

|
|
|
では、ライバルとなるハッキネン&クルサードはどうだろうか。そもそもマクラーレンには「チームオーダー」という概念はない。あくまでその日調子のいいものが前を行く、チャンプ争いのために、ナンバー2がナンバー1に順位を譲るということはないのだ。しかも、V3を目論むハッキネンと、クルサードはポイントは13P差(第13戦終了現在)。ドライバーズタイトルの可能性が十二分にあるクルサードが、わざわざハッキネンにポイントを譲るとは考えにくい。さらに言うと、ハッキネンがすでにV2を果たしているのも、『シュー本命』説の大きな要因となる。50年を超えるF1史を見ても、V3以上の連続王座を獲得したドラ
イバーはJ・M・ファンジオただひとり。ドライバーとしての実力、さらに最強のマシンを手に入れても、連続優勝というのは難しいのだ。たとえば、王座は取るより、守り抜くほうが難しいとはボクシングで言われる言葉だ。また、Jリーグを見ても、1stステージ、2ndステージを完全優勝を果たしたチームは未だいない。競技が違う、と言っても「タイトル」を獲った安心感がハッキネンにないとは限らない。 |
|
|
デビッド・クルサード(イギリス)
|
ミカ・ハッキネン(フィンランド)
|
|