![]() ![]() ![]() ![]() 将軍から裏切り者の奴隷へ、そして最強の剣闘士へ―。 無残に殺された妻と子の復讐を果たすため、 過酷な戦いの場へ身を投じる主人公マキシマス。 |
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西暦180年、大ローマ帝国 ―
アウレリウス皇帝は、息子コモドゥスに残酷ではあるが、伝えなければならないことを告げた。次期皇帝は、おまえではなく、マキシマス将軍を考えていると。愕然とするコモドゥス。彼にとっては、愛する父親としての存在であると同時に、皇帝の地位を自らに約束するはずだった存在であるマルクス・アウレリウス。 しかし今は、愛よりも確実に強い野心がコモドゥスの全身を貫いていた。父親への愛を伝えつつも、皇帝への野心を打ち砕いたマルクス・アウレリウスの顔を、自らの胸に抱いた。そして、コモドゥスは涙ながらに、その手にあらん限りの力を込め、父親そして皇帝の息の根を止めた。
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彼が次に目を覚ました時は、野獣や黒人たちと共に檻に入れられ運ばれていく道中だった。辿り着いた先は、奴隷商人たちが奴隷を買う市場。それも、剣闘士奴隷としての運命を余儀なくされる場だった。そこでマキシマスは、剣闘士を養成する奴隷商人プロキシモに、 一方、ローマの中心に威容を誇る巨大コロシアム。そこで繰り広げられる剣闘士たちの壮絶な死闘は、ローマ市民にとって最高の娯楽であり、コモドゥス皇帝が民衆の支持を堅固なものにするための場でもあった。 |
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プロキシモは、無敵の存在となったマキシマスら剣闘士たちを引き連れ、ローマ帝国の大観衆に埋め尽くされた巨大コロシアムに乗り込んだ。
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