今年もJリーグが開幕し、早くも第2節が終了した。オフトからギドに監督が代わってレッズでひとつ言えることは、その戦い方が大きく変わったということ。去年までのレッズはバランスを重視し、できるだけ失点を減らしてイチゼロでもいいから勝つ、そんなサッカーをしていた。しかし、今季はその逆。相手より1点でも多くの点を取って勝つ、攻撃的なサッカーをめざしているようだ。 そういう意味で、この2試合では、いいところが出ていたと思う。開幕戦では昨年完全優勝を果たしたマリノスと1対1のドロー。2節のセレッソ戦でも2失点はしたものの、4ゴールを奪って見せた。新しい監督に代わって、(五輪予選の関係で)メンバーが揃わないながらも、攻撃的に戦うことを強く印象付けた。スタートとしては、よかったと思う。 しかし、いくら攻撃が得意な選手が多いといっても、3−4−3とも3−3−3−1ともとれる超攻撃的なシステムは、かなりのリスクを伴うもの。五輪組が加わることで、今後システムの変更もあるかもしれないが、バランスはまだまだ改善する必要があるだろう。ただ、エメルソンという飛び道具もあるし、今後が楽しみなことは間違いない。 これまでのエメルソンは調整が遅れ気味でシーズンの序盤は、本来の力を発揮できないということが多かったが、今季のエメルソン(2試合で3得点)は最初からいい状態で臨んでいる。今のエメルソンを止めるのは至難の業だと思うし、以前よりも周りがうまく使えるようになった。ゴールに対しての執着心も一段と高くなっているのではないだろうか。 それから、トップ下で起用されている長谷部がいい。今の状態だと、山瀬が戻ってきても、ギドはどっちを使うか悩むんじゃないかな。長谷部は元々、戦術眼がよく、視野も広いのだが、去年までは当たりの弱さなどが目立っていた。それが、今季は逞しさを増し、自信を持ってプレーしているようだ。顔つきも大人っぽくなってきたし、弱々しさがなくなってきた。まだ、3年目の20歳だし、アテネ五輪出場も可能なぐらいの好調を維持している。