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| 連載第47回 【今週のキーワード】いま、ギリシャにいます |
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いま、アテネオリンピックの取材をしている。実際には、アテネにはいないけど(笑)。いまはボロスという町に滞在している(編集部注・8月20日現在。この日は日本女子代表が準々決勝でアメリカ代表と対戦し、試合は惜しくも1−2で敗戦)。
正直、ボロスの町は、オリンピックの開催地という雰囲気じゃない。サッカーの日本代表はテッサロニキとボロスで試合をしたのだが、このふたつの町はサッカー競技しか開催していない。だから、オリンピックのムードはあまり感じられないね。普通、オリンピックなどの大会があると町に旗が掲げられたりして、ムードを高めたりする。もちろん、テッサロニキにも旗はあった。だけど、毎日試合があるわけじゃないから、普段いたって静かだった。また、ボロスではギリシャとメキシコの試合があって、そのときはさすがに観客が多かったけど、それ以外のカードはほとんどお客さんが入らない。無理もない。ギリシャの人々にしてみたら、地元のチーム以外は興味がないのだから。テッサロニキはアテネに次ぐ、2番目に大きな都市。だけど、ギリシャの人口の4分の3はアテネに集中しているらしい。だから、テッサロニキは2番目といっても大きな町ではない。
困ったことは、それぞれのサッカー会場が離れていること。ボロスからテッサロニキまで電車で3時間くらいかかる。ボロスはテッサロニキとアテネの中間くらいに位置していて、テッサロニキからアテネまで飛行機で1時間くらい。だから、移動がちょっと大変だったかな。
日本男子代表は、残念ながらグループリーグで敗退してしまった。選手は緊張していたけど、会場にはそれほど緊迫感が漂ってはいなかった。逆に選手は集中しづらかったと思う。いつもは観客が多いなかで試合をしていただけに、閑散としたスタジアムでは調子も狂う。また、サッカー専用スタジアムではなかったから、ファンの歓声が届きにくかった。日本でプレーしている環境とは随分違ったと思う。
アテネには開会式を見るために2日間滞在した。アテネの場合は色々な会場でイベントを行なっているので大会の熱気を感じられる。そして、セキュリティが厳しい。ホテルに入るときにも手荷物検査があって、かなり徹底している。また、泊まっているホテルの前の道路は自転車のロードレースのコースになっていた。アテネにいれば、オリンピックの盛り上がりを肌で感じられると思う。
こっちではテレビをあまり観ていない。ギリシャに関するニュースが中心だから、もちろん日本の結果はやらないし。だから日本にいるほうが日本人選手の活躍を観られるのではないかな? だって僕は、北島康介の泳いでいるところもまだ見ていないんだよ(笑)。
だいたい、サッカーの試合が始まるのが20時半で、試合が終わるのが22時半くらい。それで取材して、終わってからご飯を食べると、ホテルに帰れるのが夜中の1時か2時になっちゃう。そうするとテレビを観る時間もない。いまはそんな生活を送っている。日本は金メダルラッシュなんでしょ? 日本国内は盛り上がっているんだろうね。サッカー会場は全然盛り上がってません(笑)。男子も女子も日本が負けて、報道陣がどんどん少なくなっている寂しさを感じながら、いま取材をしています(笑)。
食事は、大丈夫。でも、ギリシャ料理はあまり食べてない。イタリア料理ばかり。ボロスより、テッサロニキの方が街の規模が大きいから、良い店が多いかな。洒落たレストランがいっぱいある。こっちのひとは夜遅くまで食事をしている。海辺にひとが溢れていて、オープンエアの店でみんなくつろいでいる。だから、良い雰囲気だよ。
この後はアテネに戻って、決勝までサッカーの試合の取材をする。オリンピックの試合を観られる機会はめったにないから、有意義なものにしたい。でも、本当に残念。日本、もうちょっと頑張って欲しかったなー。 |
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