プレスリリース


1999/4/1
【概  要】
 ぴあ(株)はきたるべき21世紀のデジタルネットワーク社会に向けて、レジャー・エンタ-テインメントから生活まで幅広い領域におけるコンテンツ・サービスを行うために、通信、旅行、その他の分野の有力企業(*1)の支援を受け、1999年4月、デジタルコンテンツサービスの新会社「ぴあデジタルコミュニケーションズ株式会社」を設立します。
(*1:ぴあ以外の出資企業は以下の通り)
・凸版印刷株式会社 ・株式会社日本サテライトシステムズ・株式会社電通・NTT移動通信網株式会社・株式会社日本交通公社・興銀インベストメント株式会社・株式会社共同通信社・株式会社時事通信社

【設立の目的】
 パソコン・携帯端末やインターネットなどの普及により、ネットワークによるデジタル情報の流通が急速に進んでいます。これによりマルチメディアの環境が飛躍的に整備され、生活者の情報入手形態は大きく様変わりしています。人々は既存の紙媒体や放送媒体とは異なる、新しいネットワークを通じて、いつでも、どこでも、主体的にかつリアルタイムで必要な情報を入手できる環境が整いつつあるのです。  このような状況では、生活者のニーズに応じた、ジャンルにとらわれない幅広い情報がいつでも提供できる環境が求められると同時に、デジタル化の発達によって初めて可能になる、生活者の潜在ニーズを満たす新しいサービスも求められます。小社では、自社が所有するレジャー・エンターテインメント情報に他社の情報(コンテンツ) を加えたネットワーク上での総合的なサービスが今日のデジタル化社会に最も相応しいコンテンツ・サービスであると考え、他の分野の有力企業の支援を受けることによる新会社の設立を準備してきました。 小社は、今回設立する新会社での事業を通じ、従来行ってきた自社の情報販売の領域にとどまらない、ネットワーク社会におけるデジタルコンテンツの総合商社を目指します。

【設立の背景】
 1972年の情報誌「ぴあ」の出版以降、小社では“ぴあは出版社ではなく情報伝達業である” として、1979年の郵政省、電電公社共同開発による「Captain System」への実験参加、1986年の文字放送・パソコン通信への情報提供など、さまざまな形態による情報配信を積極的に行ってきました(ぴあ会社概要参照)。 1998年の出版を中心とするアナログの情報サービスの市場は約2兆5千億円でした。これに 対しデジタルコンテンツのマーケットは21世紀初頭にはそのマーケットサイズと同等あるいはそれ以上に拡がると予測されています。 小社はこれまで培った経験やノウハウを活かし、生活者の利便性を更に向上させる新しいデジタルコンテンツのサービスを他社に先駆け展開していきます。


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