現在公開中の『椿三十郎』が大ヒットを記念して織田裕二、森田芳光監督、そして若侍を演じた8人が舞台挨拶を行った。これまで映画の中の彼らしか目にしていなかった観客は、突如現れたイケメンにビックリ。カジュアルなファッションに身を包んだイマドキの若者にドヨメキが起こった。
若侍9人の中では松山ケンイチひとりに注目が集まり、他の8人(林剛史、一太郎、粕谷吉洋、富川一人、戸谷公人、鈴木亮平、小林裕吉、中山卓也)をメディアで目にすることは少なかった。彼らはオーディションで選ばれたという、俳優としての経験値もまだ少ない。そのため本日の舞台挨拶でも顔を真っ赤にしたり、挨拶中に噛んでしまったりと不慣れな様子がひと目でわかる状態。そんな彼らを織田は自分のことのように恥ずかしそうに、とても心配そうに見守る。
「森田監督から(公式サイトで行っている)『若侍ブログ』を頑張って書けば、舞台挨拶に出させてやると言われた。念願の舞台挨拶に出れて嬉しい」「織田さんが撮影じゃないときに台本読みを一緒にやってくれて、空き時間まで一緒に演技できる喜びを感じた」など、コメントも何とも素直。そんな彼らに会場からは「カワイイー」の声がかかる。「皆さんが見てもわかるとおり、着物が似合わないヤツラです。でも稽古を経てあっという間に上達して、愛すべき9人になった」と織田。もはや心境は出来の悪い弟か、はたまた息子を持った父のような心境の織田と、会場の気持ちも同化して若者の成長を見守るという一種独特な舞台挨拶となった。
さらに本日は織田がクランクアップの際に監督から手渡されたというスタッフが書いた血判状を披露。「今後も、貴殿の熱演に応えるべく、素晴らしい映画の完成と大ヒットを目指し、全力投球することを、血判を以て、ここに誓います」というメッセージが添えられた血判状を渡したときに、「織田君はすごく泣いていました!」と森田監督が暴露する一幕も。
『椿三十郎』は、若侍たちのダメダメぶりにあきれながらも彼らを助ける椿のやり取りが笑いを誘うコメディタッチな部分も見所。「クリスマス、正月が過ぎて、1月2月は本当に寒い季節になる。『椿三十郎』は暖かい気持ちになれる映画なので、ぜひ観にきてください」と織田が最後に締めくくった。
『椿三十郎』 公開中
(2007/12/21更新)
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