TBSが、赤坂のTBS放送センターに隣接する敷地を利用した複合再開発計画の一環として、2008年3月に「赤坂ACTシアター」をオープンさせる。テレビメディアとライブエンタテインメントの融合をコンセプトに、大人が集う上質な空間づくりを目指すというこの劇場の、オープニングシリーズのラインナップ発表会が9月4日に都内にて行われた。
2003年9月に惜しまれつつ閉場した劇場の待望の再登場。同じ名前を冠しているがまったく新しい劇場で、どの席からもステージが近くストレスのない観やすい客席の構造や、ガラス張りのホワイエなどが上質な空間を演出する。東京メトロ千代田線赤坂駅から徒歩1分というアクセスの良さもいい。
こけら落としイヤーとなる2008年の注目のラインナップだが、まずオープニングを飾るのは、宮本亜門が演出を手掛ける祝祭音楽劇「トゥーランドット」。3つの謎を解いた男を夫に迎えると宣言するトゥーランドット姫と、その謎に挑むカラフ王子を中心としたプッチーニのオペラとは異なり、本作ではトゥーランドットとカラフ、そして新しいキャラクターであるワン将軍との三角関係が軸になるという。“絶世の美女”トゥーランドットを演じるのは、アジアの歌姫ケリー・チャン。宮本曰く「その熱意たるや相当なもので驚かされた」という意気込みだとか。
会見には宮本と、カラフ役の岸谷五朗、ワン役の中村獅童、そして宦官ミン役の早乙女太一が登壇。自身の劇団以外の舞台には初めて出演するという岸谷は「全力でこの作品に取り組んでいきたい」と力強く語り、獅童は「音楽劇とあるので(自分も)歌うみたいで、そこが心配(笑)。でも中国から雑技団の方が来たりと相当ハデなものになりそうで楽しみ」と話す。また、“流し目王子”と称され、現在人気急上昇中の大衆演劇界の若きスター早乙女は「重い悩みを抱えているような役。自分なりに考え、また亜門さんなどに教えてもらいつつやりたい」と爽やかな笑顔で控えめに語った。祝祭音楽劇「トゥーランドット」は3月27日(木)開幕。総勢60名のキャストと、音楽・久石譲、衣裳・ワダエミをはじめ錚々たるスタッフが壮大な舞台を作り上げる。
その後は、人気のダンスエンタテインメント「リバーダンス」、藤原竜也主演の舞台「かもめ」、大ヒット映画「フラガール」の舞台化、中村勘三郎による歌舞伎公演、初の日本人キャストによるミュージカル「CHICAGO」など、多彩な演目が控える。同時期に再起動するライブハウス「赤坂BLITZ」とあわせ、エンタテインメントの新たな発信地となりそうだ。
なお、オープニングシリーズのラインナップは以下のとおり。
■祝祭音楽劇「トゥーランドット」 2008年3月27日(木)〜4月27日(日)
【原案】ジャコモ・プッチーニ 【演出】宮本亜門 【音楽】久石譲 【衣裳】ワダエミ 【脚本】鈴木勝秀 【作詞】森雪之丞 【出演】岸谷五朗/安倍なつみ/早乙女太一/小林勝也/北村有起哉/中村獅童/A-Mei/他
[追記(10月15日):《出演者の変更》出演予定だったケリー・チャンは中国での撮影中の怪我のため本公演を降板することとなった。新たなトゥーランドット役には、台湾出身の歌手・A-Mei(アーメイ)の起用が決定した]
■津軽三味線 吉田兄弟 2008年4月30日(水)〜5月2日(金)
■はなまるコンサート 2008年5月7日(水)
■第49回「赤坂をどり」 2008年5月9日(金)
■「ABBA GOLD」 2008年5月10日(土)〜18日(日)
■「リバーダンス」 2008年5月20日(火)〜6月15日(日)
■「かもめ」 2008年6月中旬〜7月中旬 【主演】藤原竜也
■舞台「フラガール」 2008年7月18日(金)〜8月6日(水) 【脚本】羽原大介 【演出】山田和也
■音楽座ミュージカル「七つの人形の恋物語」 2008年8月23日(土)〜31日(日)
■赤坂大歌舞伎 中村勘三郎特別公演 2008年9月6日(土)〜25日(木)(予定)
■ブロードウェイミュージカル「CHICAGO」 2008年10月〜11月初旬 ※米国演出、日本人キャスト版
■中島みゆき「夜会」 2008年11月〜12月
■熊川哲也 Kバレエカンパニー 2008年12月下旬
(9月5日更新)
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