 妻夫木聡、「『憑神』を3度観ればご利益あり」 写真:南樹里 |
幕末を舞台に人としての誇りや武士の本分を取り戻す“最後の侍”を描く大型時代活劇『憑神(つきがみ)』の特別完成会見が5月31日に都内の能楽堂で行われた。作品を気に入り自ら応援団長に名乗り出た、林家たい平師匠が本会見のための特別落語「憑神」を披露するなんとも風流な幕開け。登壇したのは、主演の妻夫木聡らキャストと原作者の浅田次郎の10名。全員、粋な着物姿を見せた。
『鉄道員』から8年。浅田原作×降旗康男監督のヒットメーカーが再びタッグを組んだ『憑神』。作品のキーワードは「三回」と「憑き(=ツキ)」なことから、最近のラッキーな出来事に話が及ぶ。主人公を演じた妻夫木らは口を揃え、「『憑神』を3度観ればご利益あり」と強運パワーをピーアルした。運のツキ体験を告白したのは妻夫木の兄を演じた佐々木蔵之助、「ノロウィルスにかかりました」と苦笑い。一方で「人生ツキまくり、不幸を寄せ付けない」と豪語する鈴木砂羽。「パチンコでフィーバー続き」の赤井英和、「1円を拾った」という佐藤隆太。原作者の浅田からも「観賞後なら、宝くじ3億円当選の確率が高い」と金銭面でのお墨付きまでついた。
その発言で本作で貧乏神を演じた西田敏行が、宝くじのテレビCMに福の神役で出演中との矛盾が発覚。西田は会見前日に妻夫木にメールで、「新作の撮影で会見に行けません。もしCMの話が出たら別人だと否定してほしい」との伝言を授けた。妻夫木は、「衣装かぶってる」と劇中同様に西田相手にツッコミつつ、本作での大先輩との仕事は、「学ぶことが多かった」と多大な刺激を受けた現場を振り返り、「人間って幸せなときほど幸せに気づかないもの。(自分は)毎日幸せ、すごくツイているヤツ」と分析した。物事尺度をかえれば何事もハッピーになれる、そんな映画はやっぱりご利益が高そうだ。
『憑神』は、将軍の影武者を代々務める別所家の次男・彦四郎が自身の出世を神頼みしたことを機に人生が一変する物語。災いを呼び寄せる稲荷に参った「ご利益」で貧乏神、疫病神、死神といった不幸の神様に次々にとり憑かれ……。彦四郎の運命やいかに?
『憑神(つきがみ)』 6月23日(土)全国公開
文:南樹里
(6月1日更新)
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