ツボの正しい押さえ方

【ツボとは?】
東洋医学の世界では、ツボは身体の異常が現れる場所であり、同時に医療のポイントです。そしてツボとツボは「経絡」によって結ばれ、その中を気血(エネルギー)が滞りなく運行していれば人は病気にかからないと考えられています。
「経絡」とは“エネルギーの通り道”の事。全ての「ツボ」は経絡上にある、と言われています。

●ツボを探してみよう
体のどこでもいいから、軽くなでてみてください。なでたあたりにカサつきやザラつき、冷えやほてり、感覚の鈍い、鋭いといったほかと異なる感覚の皮膚がありませんか?次に、その部分を指で軽く押してみましょう。点、筋、あるいはかたまり状のこりやしこりがありませんか?そしてそこを軽くつまんだとき、刺すような痛みがありませんか?そういった変化の現れる場所が「経穴」、つまり“生きているツボ”なのです。(ツボの位置にはかなりの個人差があるので、みつからないときはもう少し広い範囲を調べてみましょう。)

●ツボの取り方
心や体にトラブルがある場合、ツボに反応があらわれます。その反応の特徴を知ることが、効果的なツボ押しのポイント。「ツボを取る」とは、症状に反応するツボを決めることをいいます。ツボマッサージをするときは、最初に症状に反応するツボ図を参考にツボの位置を確認してください。“押してみて痛みを感じるところ”というのが目安になります。その部分を他の部分を押したときとは少し違う感じの強さで揉み解すように指の腹で押さえましょう。指圧のポイントは、ツボを垂直に押すことです。


基本の顔ツボ

顔にはキレイになるツボがたくさんあります。
簡単マッサージで毎日美肌ツボを刺激して、キレイになりましょう!
 


(1)神庭 (しんてい) 心にかかわっているツボ。リラックスやシワに効果あり
(2)印堂 (いんどう) 頭をすっきりさせるツボ
(3)攅竹 (さんちく) むくみ、頭痛、目の疲労など
(4)絲竹空 (しちくくう) シミや目尻のシワ予防に効果あるツボ
(5)晴明 (せいめい) 目の疲れ、シワ予防、目周辺のたるみを防ぐ
(6)太陽 (たいよう) にきびなどの吹出物に効果がある
(7)四白 (しはく) 顔のむくみ、シミ、シワ、くすみなど
(8)瞳子りょう (どうしりょう) 目のクマ、目尻のシワ、にきびなど
(9)下関 (げかん) シミなどの色素沈着防止とくすみと肌の潤いによい
(10)水溝 (すいこう) 緊張感を緩和、むくみなどに効果あり
(11)地倉 (ちそう) 疲労回復、肌のハリ、小ジワ予防などに
(12)承しょう (しょうしょう) 顔のむくみ、血行を促す効果あり