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今年で結成15周年! さらにライブの通算1,000回を突破! お祝いムード満載のPOLYSICSが、『Young OH! OH!』以来約3年ぶりとなるシングル『Lucky Star』を発表。ハイテンションに突っ走る最高のライブバンドとして、絶大な支持を集めるPOLYSICS。リード曲「Lucky Star」では、彼らのもうひとつの顔であるテクノポップなサイドを大フィーチャー。「NEW WAVE JACKET」やキュートなポップナンバー「Baby BIAS」と並ぶ新たなポップチューンを歌うのは、ベース+ボーカル+シンセ担当の紅一点メンバー、フミ。テクノポップという言葉が再びお茶の間レベルのものとなった今、POLYSICSが放つ新たな<テクノポップ>とは? この夏も数多のフェスで熱演を繰り広げるハヤシ、フミ、ヤノの3人を直撃!

ーー気持ちいいほどのポップシングルが出来ましたね。そもそもシングルを出すということ自体が3年ぶりになるそうで。

ハヤシ

ハヤシ もともとシングルというより、アルバムで伝えるバンドだしね。今回は俺とフミとヤノの3人っていう新体制になってちょうど2年、結構がむしゃらに突っ走ってきて、ロックな部分の地盤は固められたと思うんだよね。でも自分たちが得意としてるもうひとつのサイド……ハヤシヒロユキにとってのポップでもある<テクノポップ>な部分も、POLYSICSの魅力のひとつだと思ってるんだけど、そっちを全面に出した「Baby BIAS」とか「NEW WAVE JACKET」みたいな曲って、そういえば最近作ってないねってことになって。ってとこから、テクノポップな曲だと女性ボーカルが合うし、だったらフミだなっていうイメージが最初からありつつ、シングル曲を意識して作り出したのが『Lucky Star』なんだよね。

ーーリード曲「Lucky Star」は、メインボーカルであるフミちゃんの可愛いサイドが全面に出た1曲ですよね。

フミ 油断すると気のいいおじさんが出てくるからね。(のれんをくぐる格好で)「やってる〜?」って(笑)。そういう可愛いサイドもね、照れずに冷静にディレクション出来たかなって。あと、「Lucky Star」は作り方もいつものようなセッションじゃなくて、ハヤシくんとパソコン上で作ってて。生バンドを入れる前に構成とかメロも入れていったりっていう、今までとムードが違うというか、勢いだけじゃない感じだったんだよね。

ハヤシ その作業自体が新しかったよね。

ーー音楽的にはエレクトロニックな印象もあるけど、実はセッションで曲を作るロックなやり方がPOLYの定番なんですよね。

フミ どっちのやり方も好きだけどね。楽器を持って、ジャ〜〜ンと開放でEを鳴らした気持ち良さがほしい、みたいな感じもPOLYにはすごい合ってるけど、今回はパソコン上で練り練りして、シングルということも意識してやっていく作業も楽しかったというか。

ーーだから、いわゆるDTMの手法で作られているにも関わらず、バンド感がガッチリ感じられる曲になってるんですね。

ハヤシ それ(DTM)だけで完結出来る音楽をシングルで出す気はないし、そういうものを「POLYSICSのシングルです」って言って出しても、伝わんないと思うんだよね。そこはちゃんと、新体制になって以降、生のバンドサウンドを強化してきた部分と融合させたかった。

フミ もちろん生のバンドで録った音も、シーケンスが出来上がった後に入れていったけどね。だからいつもと順番が違うだけで。

フミ

ーーなるほどね。ところで、今やテクノポップというと、アイドルポップスの代名詞みたいな風潮もあるわけでしょ? もちろん、POLYSICSのルーツとするテクノポップとは明らかに違うけど、今の風潮はPOLYSICSにとってどう映ってるんだろう?

ハヤシ 僕らの言うテクノポップって、<テクノロジーを使ったポップミュージック>じゃないんだよね。なぜPOLYSICSはシンセの音を使うのかを考えると、その音が欲しいからそのシンセを鳴らすわけで、そこをすごい大事にしてて。今回めっちゃメインで鳴ってるシンセも、高校の頃から使ってる「YAMAHA SY85」だし。でもあれしか出ないんだよ、コンコンコンッココン!っていう固い音は。だから何度か買い直してるからね。当時14万だったのを2万で。超重いのに2万(笑)。

フミ グラウンドの地ならし出来るぐらい重いんだよね(笑)。

ハヤシ でもあの音が大好きなのよ。取材で何度も言ってるのに使ってる人に会ったことないけど。もし持ってて使ってない人がいたら……ください(笑)。

フミ だから、シンセで済ませられるからシンセを使う、ってことじゃないんだよね。

ハヤシ リズムマシーンを使うのもあの音が好きだからだし、そこに生のドラムの音が重なるところがPOLYの個性だからね。当時は最新のテクノロジーを使って作ってたはずのY.M.O.も手弾きだし、クラフトワークもヨレてるし、みたいな(笑)。でもあの何とも言えない明るい近未来感にワクワクキラッキラする感じがパッケージされてるものが、やっぱ好きなんだよね。だからテクノポップといっても、最近のものとはまるっきし違うとは思うけど、POLYSICSを結成した時よりテクノポップって言葉がすごい身近なものになってるのは、自分たちとしては嬉しいというか、伝えやすくなったかなっていうのはあるかな。今テクノポップが好きって人が、ちょっとPOLYを聴いてみたくなるきっかけが生まれやすくなってる気はする。

ヤノ

ーーその意味でも、「Lucky Star」はかなりきかっけになり得る曲かもしれない。

ハヤシ だから、今回は歌詞の言葉選びもちょっと違うよね。そこはやっぱ意識した。リズムとか響きだけじゃない感じ。

Text●早川加奈子 Photo●吉田圭子

PROFILE

メンバーは、ハヤシ(g&vo&syn&prog)、フミ(b&vo&syn)、ヤノ(ds&vo)。’97年、ハヤシによってPOLYSICS結成。’99年にアルバム『1st P』でインディー・デビュー。’00年にはシングル『XCT』でメジャー・デビューを果たす。’10年3月の日本武道館でメンバーのカヨがバンドを卒業し、3人編成に。今年はバンド結成15周年、そしてライブ通算1000回突破とメモリアルな1年である。

オフィシャルホームページ


TICKET

『SUMMER SONIC 2012』
⇒8月19日(日)
QVCマリンフィールド&幕張メッセ

『UKFC on the Road 2012』
⇒8月24日(金)
福岡DRUM LOGOS

『MONSTER baSH』
⇒8月25日(土)
国営讃岐まんのう公園内 芝生広場

『dip tribute -9faces- RELEASE PARTY』
⇒8月31日(金)
渋谷CLUB QUATTRO
※ハヤシ・フミ出演

『ART-SCHOOL「BABY ACID BABY」TOUR 2012』
⇒9月2日(日)
HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2

『BAYCAMP 2012』
⇒9月8日(土)
神奈川県・川崎市東扇島東公園 特設会場

『OTODAMA'11-'12 〜音泉魂〜』
⇒9月9日(日)
大阪・泉大津フェニックス

『BUCK-TICK FEST 2012 ON PARADE』
⇒9月23日(日)
千葉ポートパーク内 特設野外ステージ

『DRAGON DELUXE 2012』
⇒9月29日(土)
名古屋CLUB DIAMOND HALL

『CLUB Que shimokitazawa 「新夜想曲第十八番・ウタゲアリキ」 No.18 anniversary』
⇒10月2日(火)
下北沢CLUB Que

『BEATRAM MUSIC FESTIVAL 2012』
⇒10月13日(土)、14日(日)※どちらかに出演
富山城址公園内自由広場特設ステージ

『結成15周年特別企画 DJハヤシツアー!!! 』Opening Act : POLYSICS
⇒10月30日(火) 梅田Shangri-La
⇒10月31日(水) 池下CLUB UPSET
⇒11月3日(土) 福島Out Line
⇒11月8日(木) 渋谷CLUB QUATTRO

公演・チケット情報



RELEASE

Single
初回生産限定盤 CD+DVD(2枚組)
『Lucky Star』
8月22日(水)発売
1575円
KSCL-2097〜2098

通常盤 CD
『Lucky Star』
8月22日(水)発売
1020円
KSCL-2099
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2012.08.14更新

今週のこの人 ラインアップ

  • 山田和樹
    小澤征爾も実力を認める注目の指揮者。クラシック音楽界が熱い視線を注ぐホープの“今”に迫る!
  • さまぁ〜ず
    2年ぶり、9回目の 『さまぁ〜ずライブ』開催。 稀代のコント芸人が、ライブにこだわり続けるそのワケは?
  • 遠藤保仁(ガンバ大阪)
    10年連続Jリーグベストイレブンにも、代表最多出場記録にも歩みを止めない。稀代のMFの飽くなき向上心に迫る
  • 堀北真希
    あくまでも、自然体。 2度目の舞台に挑戦する“国民的女優”の素顔
  • 藤原竜也
    舞台で演じ続けてきた実体験を、 「人生の蓄積」と呼んで胸に刻む。若き天才の次なる挑戦とは…。

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