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Keishi Tanaka

――ここに収められた曲は、いつ頃に作られたんですか?

「基本はRiddim解散後ですね。1曲『HUMMING』という曲だけ、春頃に何にというわけではなく作っていた曲です。あと、最後の曲は、1回没にしようと思いました(笑)」

Keishi Tanaka

――最後の曲は『夜の終わり』、タイトル曲じゃないですか!?

「(笑)。日本語で作ろうと思ってできた曲で、詞も曲も描けたという感覚はあったんですが、ライブで1回やって、ちょっと違うなって思って。ライブでやることに抵抗がありました。タカヒロさん(レーベル担当)に、『あの曲ええやん』と言われて、『あれは止めます』って言ったら、『何でやねん!?あれをやらないでどうする!』って言われて(笑)。周りのミュージシャンからも、あの曲はいいって言われて。止めずにやりだしたら、自分がひっかかっていた部分はなくなって、慣れだったんだなと思いました。没にしなくて良かったです(笑)」

――最初にも話していただきましたが、ひとりで全て楽器も演奏しているんですよね。

「そうです。最初は、誰かにお願いしようと思ってデモを作っていたんですけど、いろいろ頭の中で考えていたらイメージが濁ってきちゃったんで、自分でできる範囲で作ってみようと思ってやったら、迷わずできたというか。ドラムも初めてスティックを買って、ドラムセットを組み立てるのもエンジニアさんに聞いたりして。この作品には、その作り方があっていたんじゃないかと思いますね」

――器用ですよね。

「頑張って、練習した感じでもなくて(笑)。今の感じで作るほうが、面白いかなって。友だちのギタリストにサンプルを渡した時も、これはギタリストが弾かないフレーズだわって言われたり。ジャズピアニストの人にも、これは浮かばないねって言われました。何か変なんでしょうね(笑)」

――そういう面白さは、あるかもしれないですね。

「自分でやるって決めたときに、そうなればいいなって思っていたので、よかったです」

――この作品を聴くと、ナチュラルな自分に戻れるというか、自分内リセットできるような作用があると思いました。

「そうですか!? それ、めっちゃいいじゃないですか(笑)」

――さっきもおっしゃっていましたが、今回は2曲を日本語詞で届けてくれていますね。

「日本語詞は、必ずやりたかったんです。前から、日本語詞でやってみたかったんですけど、日本語で描くのは難しくて」

――日本語詞のどういうところが、難しい部分でしたか?

「ありきたりになるのも嫌だし、言葉のイントネーションがわかるから、それをメロディに乗せていくのが難しいですね。今までは、メロディが全て完成してから詞を乗せていったんですけど、日本語詞ではメロディが半分以上できたら言葉を乗せていく、同時進行でやるようにしました。そのほうが描きやすかったですね」

――これまで、啓史君の歌は英詞で聴かせてもらっていたけど、今回の日本語詞を違和感なく聴くことができましたよ。とても言葉が温かかったです。

「良かったです。日本語詞だと伝わり過ぎるから難しいって部分もありますけど。英詞で歌うことも止めたわけではないんで。今は、言葉が倍になって楽しいっていう感覚ですね」

Keishi Tanaka

――これからの作品は、日本語詞が増えていきそうですね。

「そうですね。次のアルバムでは、日本語詞をもっと多くしたいですね」

――『夜の終わり』の最後にある“記憶の手紙が行く先を照らす”というフレーズが、とても沁みました。

「過去って大事ですもんね。過去がないと進めないなと思うんで。そういう思いを歌詞にしたんですよね。言いたいことがあって、でも恥ずかしいのでそれを直接言わない表現で描いてます(笑)」

――ライブで聴くのも楽しみです。現在は、TGMX(FRONTIER BACKYARD)さんと弾き語りツアー中ですが、7月6日(金)にはリリース・パーティも決定しました。

「7月6日のリリース・パーティはバンド編成でやります。メンバーは、ドラムにSAKEROCKの伊藤大地君、ベースに、Riddimでストリングスでも参加してくれた千葉広樹さん、鍵盤にジャズピアニストの柳隼一さんで、ギターは、ヒロシ(元Riddim Saunter)です」

――弾き語りとバンド編成では、雰囲気も変わるだろうし、どちらも期待しています。

「自分の中でも、バンド編成をやると弾き語りをやることがさらに楽しくなるだろうなって思ってます。ぜひ、多くに人にライブに遊びに来てほしいですね」

Photo●吉田圭子

PROFILE

2002年に結成し、2011年まで活躍したRiddim Saunterのボーカル。Riddim Saunter として、3枚のオリジナル・アルバムとアコースティック・アルバム、リミックス・アルバムなどをリリース。惜しまれつつも2011年9月3日、中野サンプラザでのライブを最後にRiddim Saunterを解散。その後、Keishi Tanaka名義での活動をスタートする。また、2011年に結成されたTHE DEKITSのメンバーとしても活動中。
オフィシャルホームページ


TICKET

「TGMX & Keishi Tanaka Acoustic Live Tour"TWIN SONGS"」

4月15日(日)東京都 三軒茶屋a-brigde
4月22日(日)千葉県 西千葉cafeSTAND
5月18日(金)神奈川県 横浜STUDIO OLIVE
6月1日 (金)福島県 いわきBURROWS
6月2日 (土)宮城県 仙台KOFFEE CO
6月3日 (日)岩手県 盛岡Kamatinamijuku
6月15日(金)福岡県 福岡cafe Teco
6月16日(土)熊本県 熊本NAVARO
6月17日(日)岡山県 岡山mai mai
6月19日(火)大阪府 大阪millibar
6月20日(水)愛知県 名古屋K・D Japon
6月22日(金)栃木県 宇都宮 kcucha rismo espresso coffees

公演・チケット情報



「Keishi Tanaka's "夜の終わり" release party
"End Of Night at CAY"」


7月6日(金) 青山CAY

公演・チケット情報



RELEASE

Words, Pictures, and Songs
『夜の終わり』
4月11日(水)リリース
2940円
Niw!Records
NIW77


2012.04.10更新

今週のこの人 ラインアップ

  • 山田和樹
    小澤征爾も実力を認める注目の指揮者。クラシック音楽界が熱い視線を注ぐホープの“今”に迫る!
  • さまぁ〜ず
    2年ぶり、9回目の 『さまぁ〜ずライブ』開催。 稀代のコント芸人が、ライブにこだわり続けるそのワケは?
  • 遠藤保仁(ガンバ大阪)
    10年連続Jリーグベストイレブンにも、代表最多出場記録にも歩みを止めない。稀代のMFの飽くなき向上心に迫る
  • 堀北真希
    あくまでも、自然体。 2度目の舞台に挑戦する“国民的女優”の素顔
  • 藤原竜也
    舞台で演じ続けてきた実体験を、 「人生の蓄積」と呼んで胸に刻む。若き天才の次なる挑戦とは…。

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