沖縄の青く広い空と海を思い起こさせる、透明度の高いさわやかなハーモニーと、ひたすら前向きでピュアなメッセージ。Kota(コータ)とUsekay(ユースケ)からなるふたり組・GOLD RUSHが、亀田誠治プロデュースの『宝物』で9月19日(水)にメジャーデビューを果たす。世界にひとつしかない“声”という宝物を手にしたふたりの、大きな夢に向けての第一歩がここから始まる。
−−ふたりが出会ったきっかけは?
Kota「自分がボイス・トレーニングに通っていて、そこの仲間の友達に“歌がうまい子がいるよ”と聞いたのがきっかけです。自分はハモッたり掛け合いするのが好きで、パートナーを探しているところだったので、それで会う約束をしたのが最初ですね」
Usekay
Usekay「自分は歌が好きで、ちっちゃい頃から歌ってたんですけど、恥ずかしくて人前じゃ歌えなかったんですよ。それが高校を卒業するちょっと前にカラオケにハマッて、人前で歌うのが楽しいなと思うようになっていたちょうどその時にコーちゃんに出会えて、“なんだこいつ? すげぇ!”と思って、それからですね」
Kota「なんだこいつって、若干上から目線で(笑)」
Usekay「最初は敬語だったんですよ。“おまえ、コータさんって言ってたよな”って、今頃思い出させるんですよ(笑)。恥ずかしくてしょうがない。途中で“コーちゃんって呼びたいんだけど”“いいよ”って、それからずっとコーちゃんです。コーちゃんは最初からこんな感じで、優しいんですよ」
−−コーちゃんはやりたいことがあったんですね。ハモれるパートナーがほしかった。
Kota「そうなんです。別の相方がいたんですけど、解散して、自分も一旦音楽をやめたんですけど、もう一回やりたいと思ってボイス・トレーニングに通いだした頃だったんで」
−−コーちゃんがUsekayくんをパートナーに選んだのは、つまり声に惚れたから?
Kota「そうです。最初に会った時、歌を聴いて“うまっ!”と思いました。本当にうまかったんですよ」
Usekay「それからふたりで一緒に声を合わせてみると、“いいな”ってお互いに思ったんです。何回かカラオケに行ったんだよね。それである時“実はさ、オレ音楽やりたんだけど、一緒にやらない?”って誘われて、よくわからないまま勢いで“いいよ!”って言ってしまった(笑)。それからボイス・トレーニングに誘われて、もっとうまくなりたいと純粋に思うようになって。なんでうまくなりたいかというと、伝えたいなと思ってきたんですよ。今までは歌ってるだけが楽しかったんですけど、それがきっかけですね」
−−それでコンビを組んで、活動がスタートしたと。
Kota「でもそこで僕が留学してしまうんです」
Usekay「僕が先に、大学時代にカナダに半年留学していて、それがすごくいい経験だったんですよ。組んで1ヵ月ぐらいして、コーちゃんが“実はちゃんと音楽を始める前に、海外留学に興味があるんだけど、どうだった?”って聞かれて、“絶対行ったほうがいいよ”って。“だったら一緒に行こう”ということになって、ふたりでお金をためたんですけど、いざ行こうという時に自分だけ行けない事情ができてしまって、コーちゃんだけ行ったんですよ。そこからはスカイプでずっとしゃべってました。そしたら現地で“BOYZUMENのライブに行ったよ”とか言って来るから、“なんだそれ!オレも見たい!”って」
Kota「ゴスペルのレッスンにも通えたんですよ。AIさんが聖歌隊として参加していたゴスペル・チームを教会に見に行って、すごい衝撃を受けて。泣きながら歌ったりしていて、この雰囲気ヤバイ!と思って、話しかけたら“参加していいよ”って言われて、ちょっとの期間だったんですけど参加させてもらいました。見よう見まねで、黒人さんの中に入って。それをスカイプで自慢して、“楽しいよー、なんで来ないの?”とか言ってた(笑)。結局、10ヵ月ぐらいいましたね」
Usekay「帰ってきた時はアメリカかぶれしてて、何か言うと“ア、ハン?”みたいな感じだった(笑)」
Kota「すぐに沖縄モードに戻りましたけどね(笑)」
Kota
−−そこからが本格的な始まりということで。
Kota「そうです」
Usekay「コーちゃんの留学という夢も果たせたから、ふたりで“じゃあ行こうか!”っていう感じで。最初はどういうふうに活動していいかわからなかったんだけど、ストリート・ライブを見て“これだ!”と思って、そこからスタートしました。場所は北谷と那覇が中心でしたね」
−−男性ふたり組のデュオというと、フォークからR&Bまでたくさんいますけど、最初に描いていたのはどんなイメージだった?
Kota「自分は洋楽中心でR&Bが好きで、ゴスペルもそうですけど、何人かの声が混ざる時に鳥肌が立つんですよ。そういうのをやりたくて、Usekayにもそう言いました」
Usekay「最初は洋楽のカバーばっかりしてたね。NE-YOとか、ジェイ・ショーンとか。あと、ストリート・ライブをやっていた北谷は外国人の多いところなので、日本人のいいところを外国人にも聴いてもらいたいと思って、尾崎豊さんの『I LOVE YOU』をサビだけ英語で歌ったりとか、そういうこともやってました。それから那覇に引っ越して、また変わっていくんですけど」
Kota「お互い実家に住んでたんですけど、去年の6月にふたりで住みだしたんですよ。そこでまた再スタートして、そこからメッセージを重視するようになったんですね。言葉で自分たちの思いを伝えるための曲作りをするようになって、その時期に作ったのが『宝物』という曲なんです」
Usekay「ポップスではあるんですけど、どこか洋楽ちっくなリズムが自分では得意なところですね。自分はもともと音が7割で歌詞が3割という音楽の聴き方をしてたんですよ。でもコーちゃんは歌詞のメッセージをすごく大事にしているから、そこが面白かったんですよね」
Kota「『宝物』を作りながら気づいたんですけど、自分は歌詞のほうで、Usekayは音とメロディのほうだなって。自分が“こういうメッセージを伝えたい”と思って歌詞を書いても、Usekayが“このメロディにはめたら聴こえてこないよ”って言ったりして。じゃあお互いの得意な部分を生かしながら、オレはメッセージを頑張るから、Usekayは音を頑張ってねと言ってできていったんです」
Text●宮本英夫 Photo●岩佐篤樹
Kota、Usekayのふたりからなる沖縄出身のボーカル・ユニット。「あなたのココロの中に持っているタカラモノ探しを共に」をテーマに、日々、路上ライブを展開中。9月19日(水)には1stシングル『宝物』でメジャー・デビューを果たす。
オフィシャルホームページ
「Music Town OTO-ICHIBA 5th Anniversary ソナーポケットライブ」
⇒9月20日(木)ミュージックタウン音市場(沖縄)
「メジャーデビューシングル「宝物」リリース記念ミニライブ&サイン会」
⇒9月23日(日)イオンモール高崎 専門店街 1F センターコート
「UNIVERSAL MUSIC presents SIGMA FES 2012 in OKINAWA」
⇒10月8日(月・祝) 沖縄県・西原マリンパーク内特設ステージ
9/19(水)のデビュー を記念して、9/18(火)までデビュースペシャルプライスとして『宝物』の着うた®を52円(税込)で期間限定配信!
着うた®をダウンロード頂いた方の中から抽選で5名様に【直筆サイン入特製手ぬぐい】をプレゼント!! (※フィーチャーフォンでのみ応募可能。)
詳細はレコチョ クページをご参照ください。
◆レコチョクページ
http://recochoku.com/goldrush/