TOP > 今週のこの人 > BONNIE PINK

−−(笑)。海外の人と話してると、「日本の女性は優しすぎる」みたいな意見を聞きますよね、逆に。

「そうですよ。”優しいし、何でもやってくれるし”みたいなことをみんな言いますから。キャビンアテンダントのみなさんだって、すごく丁寧だし、笑顔を絶やさないじゃないですか。ああいう様子を見ると、外国の人は”優しい”って感じるんじゃないですか。ただ、海外の女性としゃべってると、”こっちのほうが、人としては普通かも”って思うんですよね。日本で育ってると違和感がないかもしれないけど、意外とがまんしてる人も多いと思うんですよ。年齢が上になればなるほど、”2歩、3歩下がってついていく”みたいな方も多いし…。まあ、変わっていくと思いますけどね、これから。もちろん、”いいな”と思う日本の女性の美徳もあるし」

BONNIE PINK

−−かなり強くなってきてますよね、実際(笑)。『Keep Crawling』にはトーレと同じく、スウェーデンのプロデュース・チーム”Burning Chicken”が参加。

「同じスウェーデン人ですけど、テイストはぜんぜん違いますよね。特にリズムに関しては、Burning Chickenらしさが出てると思います。ファンキーで打ち込みが大事になってくるリズムって、彼らが得意とするところだし」

−−BONNIEさんからもイメージを伝えながら?

「えーと、そこまで細かいことは言ってないですね。”前へ前へ”というか、マッタリではなくて、攻めてる感じにしてほしいということだけ伝えて。キラキラした感じも出てるし、甘酸っぱい曲になったんじゃないかなって」

−−さらに昨年行なわれたアコースティック・ツアー(@thebackroom)のライブ音源も(初回限定盤には『日々草』『金魚』、通常盤には『日々草』を収録)。セルフカバーアルバム『Back Room –BONNIE PINK Remakes-』を受けてのツアーだったわけですが、手ごたえはどうでした?

「アコースティック・ツアー自体が初めてだったんですけど、それをやるって決めてからセルフカバーアルバムを作ったんですよ。だから全体的にオーガニックだし、音数も少なめなんですよね。お客さんに着席してもらうスタイルのライブも、じつはあまりやったことがなくて。これがね、すごく評判が良かったんです。”スタンディングは腰がつらいから、席があるライブだうれしい”という方もけっこういらっしゃったし、あとは”親子で行けてよかった”という声もあったり。ゆっくり曲の説明もできたし、手作り感のあるツアーだったと思います」

−−ツアーの穏やかな雰囲気は、収録されている音源からも伝わってきます。もちろん、これまでの楽曲を見詰めなおす機会にもなっただろうし。

「そうですね。リアレンジをお願いした鈴木(正人)さんには”オリジナルのイメージはぜんぜん考えなくていいです”ってお伝えしたし、また違った楽しみ方ができるんじゃないかなって。あとね、”本当はこういうふうにしたかったんです”という曲もあるんですよ。オリジナルを制作しているとき、アレンジャーやプロデューサーとの兼ね合いのなかで、もともと自分がイメージしていたものとは違うテイストになったこともあるので。それはそれでおもしろいんですけどね」

−−昨年から今年の流れも感じられるシングルだと思います。次の展開はどうなりそうでか?

「えーと、今年はオリジナルアルバムを作ろうと思っていて。いま、自分を奮い立たせてるところです(笑)」

−−おぉ! 以前、「アルバム作りは部屋の掃除から始まる」っておっしゃってましたが。

「そうですね(笑)。まず部屋をきれいにして、美味しいコーヒーを淹れて。あとはスイッチを入れて、出来るのを待つっていう」

−−曲作りのスイッチ?

「はい。よく”曲が降ってくる”って言いますけど、私の場合、勝手に曲が降りてきたり、”ひらめいた!”みたいなことはないんですよ。これから曲を書きますってスイッチを入れて、アンテナを立てないと。要は集中するってことだと思うんですけどね。好奇心旺盛なほうだし、ふだんの生活のなかでいろんなことがたまってると思うんです、自分のなかに。スイッチを入れることで、それが出てくるというか。それを集めながら曲を作る感じなのかな」

−−『冷たい雨』は強いイメージの楽曲ですが、その傾向は続きそうですか?

「そういう曲もあると思います。さっきも言いましたけど、去年はどうしても沈みがちだったし、その反動みたいなものもあるんじゃないかなって。止まってたわけじゃないんだけど、暗いニュースも多くて、あんまりがむしゃらに進めない感じがあったんですよね。でも今年は、もがきながらも一歩踏み出したいっていう気分なんです。そこに同調してくれる人も多いと思うんですよね。とにかく、身体を動かしてがんばります!」

Text●森朋之 

PROFILE

4月16日京都府生まれ。95年、アルバム『Blue Jam』でデビュー。'97年にリリースしたシングル『Heaven's Kitchen』が大ヒットを記録。その後、数々のヒット曲を発表。最新シングル『冷たい雨』は、ドラマ『ダーティ・ママ』の主題歌として現在オンエア中。
BONNIE PINKオフィシャルサイト
冷たい雨SPECIAL WEBSITE
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RELEASE

SINGLE
『冷たい雨』
2月29日(水)リリース
1500円(初回限定盤/CD+DVD)
ワーナーミュージックジャパン
WPZL-30362/3

1000円(通常盤/CD)
WPCL-11055


2012.02.28更新

今週のこの人 ラインアップ

  • 山田和樹
    小澤征爾も実力を認める注目の指揮者。クラシック音楽界が熱い視線を注ぐホープの“今”に迫る!
  • さまぁ〜ず
    2年ぶり、9回目の 『さまぁ〜ずライブ』開催。 稀代のコント芸人が、ライブにこだわり続けるそのワケは?
  • 遠藤保仁(ガンバ大阪)
    10年連続Jリーグベストイレブンにも、代表最多出場記録にも歩みを止めない。稀代のMFの飽くなき向上心に迫る
  • 堀北真希
    あくまでも、自然体。 2度目の舞台に挑戦する“国民的女優”の素顔
  • 藤原竜也
    舞台で演じ続けてきた実体験を、 「人生の蓄積」と呼んで胸に刻む。若き天才の次なる挑戦とは…。

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