
昨年は70本を越えるライブを展開し、バンドの基礎体力を強化。圧倒的なパフォーマンスが話題を呼び今、注目度上昇中の新進気鋭ロックバンド、UNISON SQUARE GARDENに直撃インタビューを実施! 4月にリリースされた1stフルアルバム『UNISON SQUARE GARDEN』についてや、まもなく関西でも開催されるライブのことなど、ボーカル&ギターの斎藤宏介さんにたっぷり語って頂きました♪
ユニゾン スクエア ガーデン
'04年7月結成。透明感に溢れながらも個性的なトゲを持つ斎藤宏介のボーカルと、エッジが効いたコンビネーション抜群のバンド・アンサンブルが武器の3ピース・ロックバンド。'08年7月にシングル『センチメンタルピリオド』でメジャーデビュー。以降、夏フェスやイベントにも多数出演、10月に行われた東京・代官山UNITと大阪・梅田Shangri-Laでのワンマンライブ、今年2月の東京・恵比寿LIQUIDROOMでのワンマンライブのチケットもソールドアウト! 確実に動員&知名度とも、右肩上りの気鋭ロックバンドである。
UNISON SQUARE GARDENオフィシャルサイト
http://unison-s-g.com/
1st Full Album <収録曲> Live『TOUR2009“UNISON SQUARE GARDEN” 』 神戸で対バンライブ! 京都で対バンライブ! 大阪はワンマンライブ!! チケットの購入はコチラ
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――メジャー入りしてまだ1年経ってないのに早くも1stフルアルバム『UNISON SQUARE GARDEN』がリリースされましたが、どんな作品にしようと思いましたか?
斎藤「結成して5年弱のUNISON SQUARE GARDENを表現したいなと思いましたね」
――集大成的なアルバムという感じ?
斎藤「そう言われると否定はできないんですが、それだけじゃないというか。アルバムってバンドを語るものだって想いが3人ともあって。1枚目のフルアルバムってきっとまわりから見ても“ここから始まったんだ”って思われるもんだと思うし、自分たちとしてもまわりを納得させるだけのものを作んなきゃいけないって使命感みたいなものがあって」
――ならば盛り込みたいものはかなりたくさんあったんでしょうね?
斎藤「そうですね、今までと現在とこれからも盛り込みつつ、とにかく1枚でバンドを語れるようなものにしたかったんですよ。UNISON SQUARE GARDENはコレだ!って言えるものを作りたくて、それができてこそ、また前を向けると思うし。だから確かに集大成だけど、気持ちの上では、もっともっと上に行くための一枚だと思ってます」
――なるほど。じゃあ具体的にUNISON SQUARE GARDENはコレだ!っていうものは何だと思いますか?
斎藤「難しいですねぇ。言い換えると“らしさ”ってことになると思うんですけど、例えば結構色んな音楽に挑戦しているところですかね。3人とも我慢のできない末っ子なもんで(笑)演りたいことがたくさんありすぎるんです。まぁ、それがダイレクトに反映されるのが3ピースならではだと思うし」
――なぜ3ピースだったらダイレクトに反映されるんでしょうかね?
斎藤「音数が少ない分、それぞれの音が際立つんですよ。3人って誤魔化しや嘘が付けないし、逃げ場のない編成ですからね。だから個々に強くないといけないし、3人の絆も重要。そういうバランス感や駆け引きがストレートに音に出てくるんですよ。それこそまさに僕たちらしさだし、3人で演ってる理由でもあるんですよね」
――聴いていると確かに3人の主張が激しいですよね「俺が、俺が!」みたいな。
斎藤「周りにいたらめんどくさいヤツですよね(笑)。ま、でも音楽だから、そういうのもアリかなって。既成概念を取っ払って、敷居を作らず、「面白けりゃいーじゃん!」って原始的な発想でチャレンジする。それでいて3人が妥協せず心から楽しめることが、僕らが曲を完成させる時に大切にしている条件で、それってつまりは“らしさ”なんじゃないの?って思うんですよ」
――なるほど。確かに色々なタイプの楽曲が収録されていますが、それでいて斎藤君の声や踊れる感じが芯になってると思うんですよ。で、踊れる感じというのはやはり大切にしている部分だったりするんですかね?
斎藤「ライブから始まってそこで育ってきたバンドなんで、無意識のうちにライブでの曲の在り方とか、目の前に人がいることを想定しての楽器の鳴らし方や歌い方っていうのは、身に染みついちゃってますね、たぶん」
――ライブバンドですねぇ〜。
斎藤「いやいや、上には上がいるんで簡単には口にできないです(笑)。でも、そう呼ばれるバンドになっていきたいですね」
――うん、このアルバムを聴いているとワクワクして自然と踊りたくなってきて、ライブが見たくなりますからね。
斎藤「ライブっぽさっていうのは無意識に出ちゃってるんでしょうね」
――それも、らしさのひとつですね。そして斎藤君の声、本当に印象的ですよね。
斎藤「僕、歌が一番強くないといけないと思っているんですよ」
――なぜですか?
斎藤「僕ら形態はロックバンドだけど、ポップスを演ってるつもりなんですよ。みんなに受け入れられる音楽がつまりポップスだと思うんですけど、“ロックバンドが演るこういう音楽がポップスだ!”って言い張って演るのが3人のテーマで、それがもし世間に認められたら面白いだろうし、バンドミュージックがもっと盛り上がってほしい思いもあって。で、そのためには聴き手にちゃんと届かなくちゃいけない。その接点になるのがまずは歌ですからね」
――リスナーにとっては一番、取っつきやすい要素ですもんね。
斎藤「メジャーデビューして届ける場所が増えてきたんですが、改めて僕らはロックバンドじゃなきゃいけないなって思いましたね」
――と、言うと?
斎藤「例えば満足のいくライブができなかった時などに改めて、芯の強い音楽を演ることが一番大事だなと思ったんですよ。ライブでお客さんが増えたり、CDが市場に出回ることで、つい見失いがちになることに気付いたんです…周りに流されないで、3人でできることを追求し続けることの大切さを」
――おおっ、もう、気付いちゃいましたか(笑)。冷静ですね。
斎藤「いやいや(笑)。でも、3人が本当に心から楽しんで信じて責任を持てる音楽を追求し続けること…それだけは絶対にやり通さなくてはいけないなと思って。だからどんな音楽を演っても僕ら3人で演る限りロックバンドだと言い続けていきたいんです」
――なるほど、いいですね、熱いですね! 実はもっとクールに物事を考えて、そつなくこなしている人たちなのかなって思ってたんですよ。でも、どっちかというとわりと不器用なほうですよね。自分たちが信じたことしができないっていう頑固さを感じます(笑)。
斎藤「うん、そうですね(笑)。信じたことしかできないっていうか、それしか演りたくないっていうほうが近いです。あの〜やっぱり自分が信じてない音楽で人を楽しませるのって全然意味がないと思うんですよね」
――ホントそうですよね。そんな言葉を聞いているとツアーがすごく楽しみになってきましたよ。どんなツアーにしたいですか?
斎藤「ツアータイトルもバンド名を背負ってるので、自分たちならではのライブをその日その日、ちゃんと目指していかなきゃいけないと思うし、その積み重ねでまた新たに気付くこともあるだろうし、単純にアルバムの楽曲に対するお客さんの反応も楽しみですね。で、ツアーファイナルを迎える時に、UNISON SQUARE GARDENらしさってものが、もっと強くなっていればいいなって思います」
(取材・文 森川和美)
(5月21日更新)
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