- 『The Secret Code』
- 発売中 / rhythm zone
- 5040円 / RZCD-46186〜7/B(2CD+DVD)
ニュー・アルバム『The Secret Code』をリリースした彼らに、レコーディングから本作を携えてのツアーに向けての話も訊いた。
Text●本間夕子 Photo●三浦孝明 スタイリスト●笹川陽介 ヘアメイク●Rai Calin、Ruka
──去年から引き続き大活躍の東方神起、注目度がさらにアップしてこれまで以上に状況が盛り上がっている中でのニュー・アルバム発売ですね。
ジュンス「はい。去年は永遠に忘れられないほどうれしかった年だったんですけど、今年はさらに上を目指していきたいと思っています。今回は去年のアルバム『T』よりもダンス曲がさらに増えたアルバムに仕上がってるんですけど、今まで以上に東方神起らしい匂いが強く感じられるアルバムだから、まだまだ東方神起を知らない方や東方神起の曲を聴いてなかった皆さんに絶対聴かせたい、そういうアルバムですね」
ユチョン「今回のアルバムは、単に作品としてだけで完結してるというより、もっとライブにも近づいたアルバムに仕上がっていると思うんで、聴いてくださった方にはライブも楽しみにしてもらえるんじゃないかな」
(左から)ジュンス、ユチョン、ジェジュン、チャンミン、ユンホ
──レコーディングしている時にもライブをイメージしたり?
ユチョン「いや、レコーディングの時にはそんなにライブは意識してなかったです。レコーディングはレコーディングで1曲1曲に集中してやってましたね。でも最後に1つ1つの曲が集まったら、やっぱりライブが思い浮かんできて。だから今は早くツアーをやりたい!」
ジェジュン「ホント、ただ聴くだけじゃなくて、ステージをすごく想像してもらえるアルバムですね。ジャンルも幅広くなって、例えばダンス曲でもテンポの速いものから緩やかなものまでありますし」
ユンホ「あと自分の口から言うのはちょっと恥ずかしいけど、なんか大人になった気がする。以前ももちろんセクシーな雰囲気の曲は歌ってたんですよ? でも、前までは年齢も年齢だったし……(笑)。今回はそういう楽曲でも成長した東方神起を見せられるように頑張りましたね」
──成長したといえば、今回ユチョンとジェジュンが作った楽曲も収録されていますよね。それぞれの曲について改めて教えていただけますか?
ユチョン「僕が作詞作曲した『Kiss The Baby Sky』は去年の8月くらいに作ったんですけど、ちょうど韓国でのアルバムのレコーディングが始まったばかりの頃で。もともとはメンバーのチームワークを歌った詞にしようかなと思ってたのが、こういう形になったんですけど(自分の作る曲の中でも)明るい歌詞に仕上がりましたね」
ジェジュン「こいつは天才だ、なんでこんな曲が出てくるんだろう、と思いましたよ。1曲のなかに2〜3曲分の要素が混じってて。歌詞も、今チームワークのことを考えて作ったって言ってましたけど、たしかにチームって明るいときと試練のときがあるじゃないですか。その両方のイメージが同時に入ってる歌詞だなって。タイトルに“Sky”ってありますけど、天気もそう。そういうのが全部繋がってる気がして、だからホント天才だなって」
ユンホ「ユチョンの曲は、今までユチョンが作曲してきたものとは全然違う雰囲気で。初めて聴いたときからホントいいなって思ったんですよ。今まで東方神起が歌って来た曲とも雰囲気は違うけど、それが逆に東方神起としていい感じになりそうだと。シングルにも入った『忘れないで』は逆にジェジュンの色が出てるなと思って。切ない歌詞とジェジュンらしい綺麗なメロディがついていたので、メンバーみんなでそれを活かせるように頑張って歌って。今回はふたりの曲が入ってアルバム全体の完成度がさらに高くなった気がするし、これからも楽しみですね」
──でも、たとえメンバーの曲でも、いいものじゃないとっていう気持ちもあるでしょう?
チャンミン「はい。やっぱりシングルもアルバムも、東方神起という名前をかけて出す音楽だから、いい音楽だけを聴かせたいんですよ。だからこそ、メンバーが作った曲だからシングルやアルバムに入れようとか、そういうのはあり得ないと思うし。その上で今、メンバーが作った曲がだんだん作品入るようになってきてるのは同じメンバーとしてすごくうれしいですね」
ジェジュン「まずチャンミンの壁を越えないと(笑)、アルバムに入れられないと思ってたんですけど、チャンミンが褒めてくれたのでよかったです。でも『忘れないで』は最初から“これ、いい感じじゃない?”っていう反応だったんですけど、『9095』のほうには何の発言もなかったんですよ(笑)」
チャンミン「最初、曲だけ先に聴いたときは、この楽曲にはどんなメロディをつけたらいい曲になるんだろう? って心配なような楽しみなような(笑)。普通のメロディじゃないじゃないですか。でも、不思議な雰囲気だなと思うと同時に、いい曲だなって。アルバム・タイトルとかコンセプトにぴったりな1曲になったんじゃないかな」
──そのアルバム・タイトルを冠したツアーもまもなく始まりますが。
ジュンス「今年は去年1年間で経験したことも全部合わせて成長した東方神起を見せられるツアーになったらいいなと思います。僕たち自身も頑張って皆さんに感動を届けたいですね」
──ユチョンは最初にも早くツアーをやりたいと言ってましたね。
ユチョン「はい。レコーディングとかももちろんですけど、やっぱりステージの上がいちばん楽しいんですよ。皆さんと気持ちを共有できるように頑張ります」
チャンミン「今回のアルバムにはいろんな曲が入っているのでライブもダンスからミディアム、バラードまで相当バランスのいいセットリストになると思うんですよ。もちろんこのアルバム以外の曲も歌うと思いますし。見どころがいっぱいあるパフォーマンスをしたいですね」
ユンホ「いいプレッシャーで、ちょっとドキドキしてますけど。今回はもっと皆さんと一つになって、東方神起のいろんな色、すべてを見せれるように頑張りたいですね。『The Secret Code』のキーは皆さんが持ってます。会場で待っているのでそのキーを持って僕たちに会いにきてください!」
──おお、カッコいい! ……ん? ジェジュン、どうしました?
ジェジュン「いや、今ユチョンがすごくいいことに気付いて。『The Secret Code』って頭文字が“TSC”じゃないですか。ほら、“東方(T)神起(S)コンサート(C)”!」
──あははは、素晴らしい! さらに楽しみになりますね。
ジェジュン「今回のツアーは前回より公演数が増えたのもうれしくて。もっともっと頑張らなくちゃいけないなってプレッシャーはありますけど、でも絶対来てくれた方々を後悔して帰らせはしたくないんで。全力で頑張るんでよろしくお願いします!」
