- 『TRICK』[CD+2DVD]
- 1月28日(水)発売 / rhythm zone
- 5200円 / RZCD‐46170 / B〜C
倖田來未のニューアルバム『TRICK』。そこには、驚きとワクワクが詰まった“音楽のトリック”が仕掛けられていた!? 最初から最後まで目(耳)が離せない今作に込めた思いを語ってもらった。
Text●石井美輪
――『TRICK』はまるでショーを見ているような感覚になるアルバムですね。
「そう言ってもらえると嬉しいです!! 実は、今作は“エンタテインメント”を強く意識して作ったアルバムなんですよ。私にとってのエンタテインメントの集大成がライブ。ライブを見ているような臨場感を作り上げたかったし、実際に4月から始まるライブツアーの構成を考えながら楽曲制作もしたんです」
――ロック、エレクトロニカル、ヒップホップ、バラード……収録されている15曲のカラーが全く違うのには驚きました。
「私にとっての“エンタテインメント”とは“新鮮な驚きをもって、みんなをワクワクさせるもの”。エンタテインメントを追求した今作ではその“サプライズ”にもこだわりたかったんです。いろんな楽曲をそろえ、いろんな人物に化けるという“音楽のトリック”を繰り広げることで“新鮮な驚き”届けたかった」
―― 一言で表現すると“倖田來未・15変化”といった感じですよね。実際に、今回は演じるような気持ちで歌ったとか?
「そうなんですよ。私は自分の経験をもとに歌詞を書くことが多いんですけど、今回は想像で書いた曲がスゴく多いんです。今作は一曲一曲、サウンドだけでなく歌詞の持つ世界観がそれぞれ違うので。それはもう、女優気分で(笑)。例えば、『Driving』では近未来都市を車で疾走する峰富士子をイメージしたり。『show girl』では男を翻弄する小悪魔になりきったり……楽しみながらレコーディングできました(笑)」
――次から次へと、違う世界が展開していきますよね。聴きながら「次はどんな曲が来るんだろう」と引き込まれてしまいました。
「それはもう、こっちの狙いどおりです(笑)」
――今、このようなアルバムを作ってみようと思ったきっかけはあるんですか?
「そうですね……自信がついたっていうのはあるのかもしれない。シングル『TABOO』がヒットしたり、ブラック・アイド・ピーズのファーギーとのコラボ曲『That's Ain't Cool』が評価されたり……そういう経験から、カラオケで歌えるようなキャッチーな曲ではなくコアな楽曲にもみんながちゃんとついてきてくれるんだっていう自信がね。だから、臆することなくより幅広いジャンルに踏み出すことができたっていうのはあると思う」
――幅広いジャンルの楽曲を見事に歌い上げる歌唱力も素晴らしい!! 進化し続けるその勢いに「次はどんな作品で楽しませてくれるんだろう」と楽しみにもなりました。
「本当ですか!? それは嬉しい!! 私は常に、新しい楽曲を発表するたびに“こんな一面もあったんだ”と驚いてもらい、それと同時に“まだ違う一面を見せてくるんじゃないか?”そう期待してもらえる……そんなアーティストでありたいと思っているので。これからもどんどん新しいことに挑戦して、進化し続けるつもりなので。'09年の倖田來未も楽しみにしていてください!!」
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