- 『Never let you go〜死んでも離さない〜』
- 1月11日(水)発売
- 1800円(初回限定盤A)CD+DVD
1600円(初回限定盤B)CD
1200円(通常版初回仕様限定盤)CD - アリオラジャパン
Text●土屋恵介 Photo●星野洋介
韓国の4人組グループ、2AMが2012年1月11日(水)に、シングル『Never let you go〜死んでも離さない〜』で日本デビューすることとなった。兄弟グループの2PMは“野獣アイドル”といわれるようにパワフルな歌とダンスを得意とするが、逆に2AMは、歌唱力をしっかりと聴かせていくボーカルグループとして、バラードをメインに歌い韓国で人気を集めている。歌うときは超真剣だが、普段の彼らはかなり面白いキャラを存分に発揮するという、そのギャップも魅力的だ。日本デビュー曲の話題を中心に、個性豊かなメン バーに話を聞いていこう。
――ボーカルグループとして活躍する2AMですが、まずはみなさんがどんな人柄か、隣のメンバーを紹介してください(チョグォン→ジヌン→スロン→チャンミンの順)。
チョグォン 「ジヌンは、みんなに愛される性格のグループの末っ子です。それは昔からずっと変わらないですね」
ジヌン 「スロンは、すごくいいお兄さんってタイプです。背がすごく高いし、僕と趣味が似ていて、筋トレも一緒にしています」
スロン 「チャンミンは料理が得意なんです。食べ物についてほんと詳しいんですよ。美味しい料理をいつも教えてくれます。あと、早寝早起きの正直者です(笑)」
チャンミン 「ありがとう(笑)。チョグォンは、ほんとにしっかり者で、デビューの頃からリーダーとしてグループを引っ張ってくれてます。嫌なことも率先してやるし、責任感が強いんです。テレビでも面白い姿を見せてくれてるし(笑)、日本デビューに向けて日本語も一生懸命勉強してるし、まさに僕らの中心的なリーダーですね」
スロン
チョグォン
――それぞれどんな音楽に影響を受けたんですか。
チョグォン 「練習生の頃から、(プロダクションの社長でアーティストの)J.Y.Parkさんを通じて、RAIN(ピ)さんの話をずっと聞かされてたんです。彼の根性、何においてもがんばる姿勢に感銘を受けました。僕も全てにおいてベストをつくす人間になりたいと思いましたね」
ジヌン 「僕は、U2さんやColdplayさん、MUSEさんのようなロックバンドが大好きで影響を受けてます」
スロン 「スティーヴィー・ワンダーさん、ボーイズIIメンさんに最も影響受けました。洋楽をたくさん聴いてますね」
チャンミン 「僕もブラックミュージックをよく聴いてます。R&Bやファンクが好きなんです。韓国ではキム・ゴンモさん、日本だと久保田利伸さんが好きです」
――2AMは、バラード曲をメインに歌っていますが、ライブで聴くと歌の迫力に圧倒されます。歌へのこだわりを聞かせてください。
チョグォン 「一番は、歌詞に感情を込めて歌うってことに集中していますね」
ジヌン 「僕も、歌詞に集中するようにしています。僕らの音楽が多くのオーディエンスの方に聴いてもらえるよう、みなさんに共感してもらえるよう心掛けてます」
スロン 「練習のときはメロディを気づかって歌うんですが、ステージのときは、何よりも歌詞が伝わることを大事にしますね」
チャンミン 「歌は技術的なスキルよりも、感情が最も必要だと思うんです。歌詞の世界に入り込んで、でもあまり肩に力を入れずリラックスして歌うことを心掛けてます
その方が、リスナーの方にもスムーズに歌が届けられると思うので」――個々の歌はもちろんですが、4人のハーモニーの美しさは2AMの強い武器ですよね。
ジヌン 「ハーモニーは、4人の声がひとつの声として聴こえるように歌うんです。そうすることで美しいハーモニーが作り出せると思ってます。最も大事なのはみんなの心をひとつに合わせること。僕らは一緒に暮らしているので、お互い目を見れば何を考えてるか分かるような間柄なんです。それがハーモニーにも繋がってますね」
――ほんとに息の合ったメンバーなんですね。では、待望の日本デビューを控えた今の気持ちを聞かせてください。
チョグォン 「望んでいたことが実現して、ほんとワクワクしてるし、早く日本のファンの皆さんに会ってライブがしたいです。ほんと楽しみなんです」
チャンミン 「すごくうれしいですし、その分がんばって準備をしっかりしてます。日本のドラマやアニメ、音楽はずっと接していたので、日本の文化はとても馴染みがあるんです。実際に日本に来て、それがどのように感じられるのかも楽しみだし、もっと日本の文化を知りたいですね」
ジヌン 「僕も期待でワクワクしてます。日本で僕らを待ってくれてるファンの皆さんもいるので、1日も早くみなさんの前で僕らのベストなパフォーマンスをお見せしたいです」
スロン 「僕も期待はしてるけど、同時にプレッシャーも感じてるんです。みなさんが僕らのどんなところが好きで、どんなことを期待してるのかいろいろ考えてます」
――日本デビュー曲となる『Never let you go〜死んでも離さない〜』は、韓国で2AMが初めてチャートの1位を獲得したグループを代表するナンバーですね。
スロン 「はい。この曲は、韓国で多くの人に愛された僕らの代表曲なので、日本のみなさんに真っ先に聴いてほしくてデビュー曲に選んだんです」
――恋人への強い愛情が込められた歌詞が印象的ですが、日本語で歌うにあたって気を使ったポイントは?
ジヌン 「韓国で発表するとき、最初この曲を聴いてすごく胸に響いたし手応えがあったんです。韓国語バージョンとは歌詞の内容がちょっと変わっているので、新しい解釈の感情表現で歌いましたね」
チョグォン 「ただ、韓国語バージョンと、根本にある切なく熱い気持ちは同じなんです。いい歌になるようにがんばったし、早く日本のみなさんに聴いてほしいって思いで歌いました」
スロン 「やっぱり日本語の発音が難しかったですね。発音で、曲全体の印象を損なわないように努力しましたね」
チャンミン 「個人的には、日本語バージョンになったときに、最初から日本の歌だったように伝わるんじゃないかなと思ったんです。実際に歌ったらそう感じられたのが新鮮でした」
――日本語と相性がいいですし、すごくハマってますね。では、歌詞の気に入ってるフレーズを教えてください。
スロン 「一番最後の“死んでもずっと君を離したくない”ですね。韓国語バージョンでは“死んでも離さない”って歌うんですが、それよりも相手を想う気持ちが強調されてるし、曲全体の雰囲気が凝縮されてるので好きです」
チャンミン 「“たとえ君がこの愛を捨てても…”というのが、とても悲しいフレーズで印象的です」
ジヌン 僕も“たとえ君がこの愛を捨てても…”ってところが心にグッときました」
チョグォン 「“止まらない悲しみを胸に抱いて”というフレーズが、すごく切ない歌詞で好きですね」
チャンミン
ジヌン
――ちなみに、実際にみなさんが恋愛をしたらこの曲のようになりますか?
全員 「ハイ!」
チョグォン 「執着するタイプなので、離しません!(笑)」
―― 一途に愛し続けると(笑)。ではグループ名に掛けた質問ですが、みなさんは午前2時に何してますか?
チョグォン 「寝まーす(笑)」
チャンミン 「早寝早起きなので、僕もいつも寝てます」
ジヌン 「ギターで曲作ってます」
スロン 「PCをさわっているか、映画を見てます」
チョグォン 「あ、僕も起きてたらインターネットかな。やっぱり午前2時は、みんな寝る前だったり休む時間ですよね。ひとりになる時間なので、考え事をしたりもしますね」
――では、最近ハマッてることはなんですか。
スロン 「車に乗るのが好きですね」
ジヌン 「筋トレと楽器です」
チョグォン 「日本語の勉強です」
チャンミン 「僕は韓国語(笑)…じゃなくて料理ですね」
――あと、日本の好きなドラマやアニメは?
チョグォン 「僕はドラマ『深夜食堂』が面白くて見てました」
スロン 「ドラマ『ごくせん』が大好きでした。高校のときにみんなで“ごくせんスタイル”といって赤や青のTシャツをマネして着てたんです(笑)」
ジヌン 「僕はアニメ『SLAM DUNK』を見て、バスケの選手になりたいと思ってたんです(笑)。好きなキャラは桜木花道です」
チャンミン 「アニメの『BLEACH』が好きです。主人公の黒崎一護が好きですね」
。――では、これからの日本での活動でやってみたいこと、目標を聞かせてください。
チョグォン 音楽番組に出演して歌を披露したいし、1月からの初の日本ツアーでぜひ僕らの生の歌声を聴いてほしいです。まずは、デビュー曲が成功できればと願ってます」
――韓国のバラエティ番組で見せる、チョグォンさんの高速ダンス(かなり面白い)を、ぜひ日本でも見たいですね〜。
チョグォン 「はい、もちろんお見せします!(笑)」
スロン 「まずは多くの方に僕らの音楽を聴いてほしいし、あと韓国にはこういう音楽もあるというのを知ってほしいんです。あと2PMのメンバーがドラマに出てますが、僕も日本のドラマやバラエティに出てみたいです」
ジヌン 「まずは2AMのカラーをみなさんにしっかり届けたいのと、メンバ−それぞれ違った歌声を持っているので、それを知ってほしいです」
チャンミン 「いつか僕の大好きな日本のミュージシャンの、久保田利伸さん、CHEMISTRYさんたちとコラボレーションをしてみたいです」
――最後に改めて、『Never let you go〜死んでも離さない〜』を聴いてくれる人へのメッセージを、リーダーお願いします。
チョグォン 「日本語になったこの曲を、日本のみなさんに共感してもらえるように一生懸命歌ったので、ぜひたくさんの人に聴いてほしいです。せっかく日本で活動するのだから、いい成果を出したいし、これからより多くの方に愛していただけるようにがんばります!」
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