昨年12月30日・31日に代々木第二体育館で初のカウントダウンライブを行ったAngeloが、早くも6都市7公演の全国ツアーを開催する。ツアー直前の彼らに心境を聞いた。
Text●飯島健一
――昨年末に初のカウントダウン・ライブを行いましたが、早くも1月30日にツアー“SEARCH THE LIGHTWAVE”をスタート。今のお気持ちは?
KOHTA「そうですね、カウントダウンからまだそんなに間がないんで、いい感じでテンションの高さは続いてますね」
――今回のツアーの見所は?
キリト「ホール・ライブなんで、キャパシティを活かした見せ方を考えてます」
KOHTA「あとは新曲『光の記憶』が、まだ年末のライブで演っただけなんで、ライブではどんな感じに聴けるかを楽しみにして欲しいですね」
TAKEO「お客さんとのやりとりも、また今までとは違うやりとりができると思うしね」
――いま話に出ました『光の記憶』ですが、キリトさんはどんなふうにこの曲を作っていったんですか?
キリト「歌のメロディがまずあって、そこからいろいろイメージを膨らませていったんですけど。いくつかキーワードがあって、そこから景色や感情を連想してもらうような感じに作っていきました」
――アニメ『テガミバチ』のエンディング・テーマということもあって、番組の世界観に通じる、雪の降る広大な風景を想像したんですが……。
キリト「そうやって、聴いた人がいろいろ感じられるように、あえて抽象的な作りにはなってますね」
TAKEO「楽曲自体のスケール感に大きいものを感じたんで。レコーディングでもそれを伝えられるようプレイしました」
――スケール感のある曲は、ライブで聴くとその魅力が倍増されますから、今回のツアーでは『光の記憶』がひとつの聴き所になりそうですね。
キリト「そうですね。ライブでは激しい曲もあったりするんで、その対比という部分でも重要な曲になります」
――そのツアーの1か月後、4月11日には日比谷野外大音楽堂でのライブを控えてますが、Angeloにとってこの会場とは?
キリト「開放的にはなりますよね」
TAKEO「野外って場所でやる機会が無いんで。時間帯によってはまだ明るかったりするんで、すごく新鮮な感じがしますよね」
――ライブそのものについてもう少し掘り下げた質問をしますが、2006年の結成当初と現在では、ライブに対する向い方に変化はありますか?
キリト「大きい変化はないと思います。やっぱり長年ライブを中心に演ってきているんで、どういうライブにせよ、気持ちの上ではニュートラルなんで。ただ、どうやったら自分が楽しんで演れるかっていうことを、純粋に考えながら演れるようになってきてます」
KOHTA「やってる年数は長いですけど、ライブで細かい決め事は俺たちはしないんで。ステージのセットとか、メンバーのその日の動きとかで、ライブの向い方もどんどん変わるんで。そういう意味では、今も昔もイイ緊張感が保ててますよね」
――TAKEOさんは?
TAKEO「そうっすね……自分ではそんなに“変わったな”っていうことは感じてないんですけど。向う姿勢は基本的に昔から変わってないし……ただキリトが言ったみたいに、ライブ自体を楽しめてる感じは大きくなっていますね」
――“決め事をしない”と言えば、キリトさんのMCですが、ライブ前に「こういうことを言うよ」、あるいは「こういうことを聴くぞ」的な決め打ちはしてるんですか?
キリト「して無いです」
TAKEO「一切無いです」
KOHTA「だから、どんな話をふられるか怖いんですよね」
――今までふられて困ったネタは?
KOHTA「……モノマネ?」
TAKEO「あ〜、キツかったなぁ」
KOHTA「“誰々風で話してくれ”って言われて、すっごい困りましたね。まぁそれも込みで決め事がないんで。観てる方にも“打ち合わせが無い”って緊張感が伝わるんじゃないですかね(笑)」
――キリトさんがMCに困ることなんてあるんですか?
キリト「まぁ、詰まったらメンバーにふっちゃうんで(笑)。こないだの年末のライブでも、0時に向けてのカウントダウンをどうすればいいのか、自分じゃちょっとわかんなかったんで、お客さんにふりましたね」
――Angeloのファンは鍛えられてそうですね(笑)。では最後に、ツアーに来るファンへメッセージを。
キリト「シングル『光の記憶』を引っさげていくツアーなんで、この曲がきっかけでライブに来てくれる人にとっては“こういうバンドなんです”っていうのが分かりやすいライブになると思うし。今までのAngeloのファンの人たちも、また新しいAngeloが観れると思うんで。そういう意味では、自分達自身も新しい景色がみれればいいかなと思います」
【ニュース】Angelo、全国ツアーをスタート。早くも次回公演を発表!(最新ライブ写真もチェック!)