Text●ぴあ編集部 Photo●@ぴあ編集部
秋葉原を中心に活躍するアイドルユニット、AKB48。秋葉原で誕生し全国へとその名を轟かせつつある彼女たちは、昨年末には紅白にも出場を果たすなど、今やアイドルという枠を飛び越えて、国民的ユニットとも呼べる存在へと成長を遂げている。そして、彼女たちに続けとばかりに、全国へと活動の場を広げつつあるユニットがまたひとつ、1年前に誕生した。それがSKE48だ。彼女たちの活動の拠点、名古屋・栄では早くもその地位を確立しつつあるが、でも、ぴあユーザーにはまだまだ馴染みの薄い人もいるのでは!? ということで、改めて彼女たちの結成の経緯から話を聞いた。
――SKE48って、そもそもどんなグループ?
松井「AKB48さんの姉妹グループとしてできたユニットなんですけど。サンシャイン栄っていう、名古屋の栄にあるビルの中で、チームSが16人、チームKIIが16人、研究生が10人の42人でやらせていただいていて。AKBさんが“アキバ”の頭文字から付けられた名前なので、SKEは“サカエ”の頭文字をとったんです」
松井玲奈
――みなさんにとってAKB48はやはり憧れ?
新海「憧れです。なんかファン目線でAKB48さんを見ちゃってます」
矢神「でも一応みんな、いつかは越えるように、って考えています」
――オーディションでSKE48に選ばれた時の心境は?
松井「秋元康先生に“パーティーがはじまるよ公演”っていう、AKB48さんが一番初めにやった公演をやるって聞いて、オーディションに合格したことよりも、その公演を自分もできるっていうことがすごく嬉しくて泣いちゃいました」
大矢「“合格した人は、今から秋元先生が来るから並んで”って言われて、秋元先生が前に立って、“これからあなたたちはプロとしてやっていかなきゃいけないから、アイドルとして自覚を持って”っていう話をされた時に初めて、“あー、受かったー!”って思いました。その時は震えてドキドキしてましたね」
――そして、このたび、結成1周年ということで。
新海里奈
新海「1年、早かった……。絶対普通ではできないことをいっぱいやらせていただいたんで、難しいこととかもあったんですよ。だけど新しい体験ばっかで、魅力的ですごく楽しくて、でも1年早くて、これからもこうやって年を取っていくのかなあって感じました(笑)」
矢神「成長できたかなとは思うんですけど、でも、今もまだできていないところも結構あったりするんで。だから次の2周年に向けて、もっともっと成長していかなきゃ」
大矢「わたしはSKEに入る前はほんとによく寝る子で、休日になると15時間とか18時間とか普通に寝てたんですよ。わたしのキャッチフレーズの話になっちゃうんですけど、“名古屋のスノーホワイト”って言われていて、スノーホワイトっていうのは白雪姫っていう意味で、白雪姫は王子様に目覚めさせてもらうじゃないですか。だから、わたしを目覚めさせてくれたのはSKEだったんですよ」
全員「なに、このメルヘン! 初めて聞いたその話!!(笑)」
――(笑)新曲『強き者よ』の話も聞かせてください。
矢神「この曲は応援メッセージの入った曲で、何かに対して戦ってる人だとか、そういう人たちに向けての曲。ダンスにもいろいろ意味があって、PVを見ていただくと分かるんですけど、強さと優しさが表現されているんですよ」
新海「<傷は癒えるけれど 生き方は消えないのさ>って歌詞がすごく共感できる。確かにケガとかしても傷は治るけど、今まで生きてきた過去とかは決して消えないっていう。そんなカッコいい曲の割りには衣装がかわいかったり、そういうところも見ていただきたいですね」
矢神久美
――特典でDVDが付いてるんですよね?
新海「あーー!!」
矢神「出たぁー!」
――え、何!?
矢神「見ていただいてのお楽しみですね」
松井「流出禁止な衝撃的な映像になってるんで」
新海「ものすごいことになっています!」
矢神「ファンの人たちはビックリして卒倒すると思う」
――見られたくない?
大矢真那
松井「そうですね、特に最後は飛ばして(笑)」
――余計に見たくなっちゃいますね(笑)。では、今後の夢や抱負をそれぞれひと言ずつ。
矢神「わたしは女優になるのが夢で。劇団にも入ってなかったし、やっぱ無理なのかなって思ってたときもあったんですけど、でもやっぱり諦めずにいればいつか叶うような気がする。今諦めたら、絶対できないじゃないですか。諦めるよりはやった方がいいと思うんで、一生懸命自分の夢に向かってやっていきたいです」
新海「どんな年代からでも、男性からも女性からも愛される人になりたくって。里奈はやりたいことがたくさんあるんですけど、今できたらいいなと思ってるのは、子ども生んでママドルになりたいなってことですね」
大矢「わたしは小5くらいからモデルさんっていうものに憧れてて。SKEに受かって、夢のまた夢のモデルさんに一歩近づくことができて、モデルという夢は諦めたくないので、これからも食べすぎとかには注意して、ちゃんと体型も保っていかないと(笑)」
松井「わたしは小さい頃からステージに立つことしか考えてなくて。なので将来の夢は役者さん。もっともっとステージの上でいろんなことを経験して、他のいろんなお仕事にも挑戦して、役者さんになるためにいろんなものを吸収したいなって考えています」
