デビュー2年目にして早くも“夏”のイメージが定着しつつあるキマグレン。 それは、海を愛する“経営者”という彼らのもうひとつの顔が、そうさせているのかもしれない。
Text●宮本英夫 Photo●キセキ Styling●九(Yolken) Hair&Make●佐藤健行(HAPP'S)
今年もまた逗子の海岸に夏限定の海の家ライブハウス「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」がオープンする季節になった。経営者はKUREIとISEKI、つまりキマグレンで、アーティストと経営者の二足のわらじをはくふたりは、今1年で最も忙しい時期を過ごしている。
KUREI「2月ぐらいからアルバム制作とOTODAMAのスケジュールを組む動きが活発になってきて、4〜5月はとんでもない忙しさですね。6月になるとさらにアルバムのプロモーションが重なってくるので、もうてんやわんやです(笑)」
2ndアルバム『空×少年』は、キマグレンが掲げる「LOVE+LIFE+LOCAL」という3つのテーマの中から「LOVE」をピックアップ。少年が愛を通じて成長してゆく過程をひとつのストーリーとして描くコンセプト・アルバムだ。
ISEKI「歌詞もサウンドもメロディもグレードアップしつつ、どの曲もライブを強く意識しているので。ライブが楽しみです」
と、アルバムの話をしつつも、ついつい話題はOTODAMAのほうへ。最新のぴあを熱心に読みながら、「○○さんのファンって、頻繁にライブに行く層じゃないのかな? 土日じゃないとキツイ感じ?」「このイベントの中で、誰が一番集客があるんだろう?」と話し合うふたりは、すっかり経営者の表情になっている。
KUREI「もともと経営サイド出身なので。どちらかというと、こういう場でぴあさんとチケットの話をしてるほうが長い(笑)。そういう意味では、音楽をやらせていただいているのはすごくありがたいです」
ISEKI「去年ぐらいからどちらも忙しくなってきたので、スイッチをしっかり切り替えないと難しい。まだ完璧にこなせているとは全然思えないですけどね」
音楽もライブハウス経営もバランス感覚を重視しているふたり。「お客さんが聴きたいものと僕らがやりたいことのバランスをとって」(KUREI)というアルバム制作のポリシーは、OTODAMAにも当てはまる。
KUREI「海の家だからこそ面白い対バンをやりたいというアーティストも多いので。今年もジャンルレスで、ここでしか見られないカッコいいものを見せたいですね」
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