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演劇・ミュージカル 猫のホテル 「ウソツキー」
 
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小劇場の人気劇団、猫のホテル。今年1月以来、約10ヵ月ぶりの公演は、新作「ウソツキー」。内容の詳細はまだ未定だが、猫ホテ本道の人間のバカ哀しさ=バカバカしさ+哀愁をぎっしり詰め込んだ舞台になりそうだ。前回公演からは個々のメンバーがプロデュース公演の客演やドラマ出演などで活躍。その成果と、久々にホームグラウンドに集まる気合いで、これまで以上のテンションとおもしろさが期待できる。ゲストとして、サモ・アリナンズにほぼレギュラー出演し、5〜6月のAGAPE STORE「仮装敵国」でも注目を集めた久ヶ沢徹が出演。2週間のスズナリ公演なら、毎公演、満員にする人気なので、チケットは早めに手配することをお勧めする。

≪この舞台のツボ [1] 猫ホテ事始(ことはじめ)≫

小劇場という枠を超え、さまざまな役者や演出家、プロデューサーや映像関係者からも注目されている猫のホテル。旗揚げは90年、國學院大學の同級生を中心に結成された。当初は現在、役者に専念している森田ガンツが作・演出し、ファンシーな内容の作品を上演していたが、千葉雅子(現在の作・演出・主宰)、中村まことらの意向で、徐々に現在の作風に近いものへと変わっていった。大学卒業後、千葉は就職して演劇活動を休止するが、千葉抜きでの活動に行き詰まりを感じた森田、中村、市川しんぺーらが説得し、劇団に復帰する。その後、佐藤真弓や、当初はスタッフとして参加していた池田鉄洋らが入団し、98年に現在のメンバーが固まった。

≪この舞台のツボ [2] 客演でモテモテ≫

「エドモンド」(9月、青山円形劇場)に中村まこと。「おじいちゃんの夏休み」(8月、青山円形劇場)に佐藤真弓、「LAST SHOW」(7月、パルコ劇場)に市川しんぺー。また、放送中の「電車男」(フジTV系)に村上航、菅原永二などなど。この3〜4年は、とにかくどこかの舞台、映画、ドラマに猫ホテのメンバーが出演している、という状況が続いている。大手プロダクションに所属せず、自分達でマネージメントもしている劇団としては、これは非常に珍しいケース。バーターやコネではなく、実力で指名を勝ち取っているということだからだ。それだけでもわかる通り、猫ホテの役者陣は非常に安定した演技力と、脚本をふくらませる遊び心を持っている。以前は、仲の良い劇団に呼ばれて笑いを取るという役割が多かったが、最近ではシリアスな作品の中でも、句読点になるような存在感を発揮している。

≪この舞台のツボ [3] ゲストの久ヶ沢徹とは?≫

身長180センチ、顔は二枚目。ルックスはモデル風だが、芸風はひたすら笑いに邁進。92〜95年、サモ・アリナンズに参加し、サモアリのナンセンスな笑いを確実に底上げしてきた。同劇団には、退団後もほとんどレギュラー出演し、おバカなセンスに磨きをかける。カムカム・ミニキーナ、AGAPE STOREへの客演のほか、ラーメンズの小林賢太郎がプロデュースする「Golden Balls Live」などにも出演している。しかし舞台デビューは夢の遊眠社という意外な一面も。

★劇団公式HP⇒こちら




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