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 ヨ・ラ・テンゴ
ヨ・ラ・テンゴ 写真
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バンド結成から20周年を迎えたアメリカのサイケデリック・ロック・グループ、ヨ・ラ・テンゴが、集大成となる3枚組のベスト・アルバム『プリズナーズ・オブ・ラヴ』を携えて来日。通常の“Rock Show”による公演の他、ラフォーレミュージアム六本木では、ドキュメント・フィルムとのコラボレートによる貴重なステージを展開する。

ロックの歴史が長いものになってくると共に、シーンの主流で君臨するロック・アーティストのタイプも、変わらざるを得ない。ロック・クラシックスの時代に名を馳せたミュージシャンには、インスピレーションのおもむくままに未知のサウンドを開拓していくタイプが多かった。しかしロック史の蓄積が膨大なものとなった現在では、豊富な情報の中から自らのスタイルを選択していくセンスを個性としていくタイプが増えてきた。
 
1984年にアメリカのニュージャージーで結成されたヨ・ラ・テンゴは、中心人物のアイラ・カプランが、当時音楽ライターであったという事実から分かるように、明らかに後者のタイプに属している。彼らがドラマーでありアイラの細君でもあるジョージア・ハブレイ、ベースのジェイムス・マクニューという現在のトリオ編成となったのは1991年。そして大々的に注目を集めたのは、1997年にリリースした8枚目のアルバム『I Can Hear the Heart Beating As One』が、CMJチャートで1位に輝いた時のことだった。

彼らの音楽の基調は、キラキラと輝くエレキ・ギターの響きを活かしたサイケデリックなサウンドにある。ただしライブでは、衣装に凝ってみたり、ダンスを披露したりと、そのステージングは、かなりバラエティに富んでいる。今回の来日は、20年におよぶバンドの歴史を集大成したベスト・アルバム『プリズナーズ・オブ・ラヴ』を携えての公演で、5月27日の渋谷CLUB QUATTROと5月29日の心斎橋CLUB QUATTROは、“Rock Show”と銘打たれている。一方で5月28日のラフォーレミュージアム六本木は、“The Sounds of Science Show”というタイトルのもと、フランスの映像作家による海洋生物ドキュメント・フィルムとのコラボレートでステージを展開することになっているので、内容を確認した上でのチケット購入をお薦めしたい。



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