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ウィーザー
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プロデューサーにリック・ルービンを迎えた3年ぶりのニュー・アルバム『メイク・ビリーヴ』をリリースし、“サマーソニック05”では、マリンスタジアムが入場規制となるほどの賑わいを見せたウィーザーが年末に再来日する。リヴァース・クオモの個性的なキャラクターが現れたステージは、なによりのファンへのプレゼントとなりそう。

多くのファンの期待を集めながらも、なかなか期待に応えることが出来ないマイ・ペースなキャラクター。それでも作品を発表すると、見事に評価を勝ち得てしまう。ウィーザーのフロントであり、ソングライターでもあるリヴァース・クオモは、まさにそんな人物だ。

今年5月にウィーザーがリリースした『メイク・ビリーヴ』は、前作『マラドロワ』から3年のインターバルをおいて届けられた5枚目のオリジナル・アルバム。プロデュースしているのは、リック・ルービン。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ザ・カルトなどを手掛けてきたビッグネームである。彼らの場合は、セカンド『ピンカートン』とサード『ザ・グリーン・アルバム』の間にも6年ものインターバルがあったので、それほど長い時間であるように感じられないかも知れないが、サードのリリースの時にはバンドとしての危機を乗りきったカムバックが、大々的に話題になったうえ、今回のアルバムの準備は3年ほど前からスタートしたことを考えると、今作の制作はずいぶん悠然としたペースだったことが分かる。

しかもこの間にリヴァースは、ハーバード大学の学生としてキャンパスに通っていたため、他のメンバーはレコーディング途中の中途半端な状態で、足踏みを続けるような状態に陥っていた。とはいえこうした充電期間は、リヴァースにとっては非常にリラックスできる貴重な時間だったようで、昨年から作業を再開し、ようやく完成したといういきさつがある。

それを経た今年の夏には“サマーソニック05”に登場し、マリンスタジアムに入場規制が行われるほどの大盛況を博した。そうした流れを考えると今回はずいぶん早いタイミングでの来日ともいえるが、だからこそ現在のウィーザーの充実ぶりの証となるステージを見せてくれるだろう。


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