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J-POP・ロック
ウルフルズ                                     (2006/3/17)
ウルフルズ

90年代の日本のロックを代表する大ヒット・アルバム『バンザイ』の発表から10周年を迎えたウルフルズ。1月にはそれを記念するスペシャル・エディション、そして3月には10枚目のオリジナル・アルバム『YOU』をリリースと快進撃を続ける彼らが、4月から全国ツアーをスタート。人情とユーモアに満ちたなにわのソウルで盛り上がろう。

ボーカルのトータス松本とギターのウルフルケイスケを中心に、1988年に大阪で結成されたウルフルズは、92年に『爆発オンパレード』でアルバム・デビューを果たしている。しかしデビュー直後の彼らは、グループ名からも分かるようにソウルやブルースなどのブラック・ミュージックをベースにした音楽性を、早い時期から確立していた。

最初はほとんど注目されなかったが、94年のセカンド・アルバム『すっとばす』でプロデューサーに迎えた伊藤銀次とのコンビネーションが転機をもたらす。95年のシングル「大阪ストラット」で、伊藤と親交の深い大滝詠一の「福生ストラット」をカバーするアイデアと大阪のローカル・カラーと人懐っこさをむき出しにした歌詞で、バンドのキャラクターを広く認知させたのである。それに続いてシングル「ガッツだぜ!! 」も好評を呼び、96年のサード・アルバム『バンザイ』が大ヒット。堂々たるビッグ・ネームの仲間入りを果たす。

99年にはベースのジョンB.チョッパーが脱退するが、バンドは新メンバーを加えることなく、サポートを迎えて活動を維持。結局それから3年後のデビュー10周年記念ライブで、彼が復帰し、デビュー時の編成に戻った時のグループのすさまじい喜びようは、改めて彼らの情の熱さを知らしめることとなった。

そんなウルフルズにとって今年は、彼らの運命を変えた『バンザイ』のリリースから10周年にあたる。1月にそのスペシャル・エディション、3月には最新アルバム『YOU』のリリースと、まさに順調な活躍を見せているところだ。そんな波にのっているだけに、4月からスタートする全国ツアーも盛り上がり必至。人情味とユーモアに満ちたなにわのソウルをコテコテに注入したライブ・パフォーマンスで、行く先々に幸せをもたらしてくれるだろう。


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